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2003年09月02日

【物流】国土交通省、ITの活用により効率的な国際物流の実現へ

国土交通省は2004年度の予算要求で『ITの活用等による安全かつ効率的な国際物流の実現』として調査研究費1億6800万円を盛り込むとした。

01年に起きた同時多発テロ以降、物流セキュリティー強化を打ち出す欧米では、輸出入関連統合システムの構築に向けて動き出した。
我が国においても輸出入貨物情報の共有化による安全で円滑な国際物流を実現を目指し、府省庁と連携をとり、ITを活用した統一化・標準化を推進する。

物流セキュリティーを強化すると、物流効率化を阻害される恐れがあるため米国では輸出
入貨物関連業務を集中的に管理し、情報の一元化を行うことが出来るシステムを構築する。

また、情報開示などにより荷主から船社・陸上輸送事業者・着荷主まですべて優良と認め
られる場合、通関や検問を優先して行い、短時間で手続きを完了させる。優良と認められ
ない事業者は厳しくチェックし、その分到着時間が遅くなる仕組みを検討している。

米国では、2006年度にもトライアルを計画し、我が国と連携して物流セキュリティー強化
による経済・物流への影響、電子タグや電子シールなどの効果を検証している。安全とリ
ードタイムの短縮を同時に達成できるサービスの推進や申請項目の統一などを併せて行っ
ていくとのことである。

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投稿者:gotsuat 13:53| 行政関連