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2003年09月18日

【物流】海上輸入コンテナ貨物に「到着即時輸入許可制度」導入後検討会

国土交通省は今月16日、今年9月から導入した海上貨物に「到着即時輸入許可制度」についてその効果や問題点を検討する会合を開いた。

「到着即時輸入許可制度」とは、輸入貨物を輸送中に予備申告し、検査が不要された貨物は保税地域に搬入せず、貨物が到着と同時に輸入許可を行なうもので、今までは航空貨物のみに適用されていた。

導入の背景には、海上コンテナのリードタイム(輸入コンテナが港に到着後コンテナターミナルから搬出されるまでの時間)が、諸外国の港は、1日〜2日であるのに対して、日本の港は3日〜4日とされ、スピードが重要視されている物流において、国際競争力低下の一因として指摘されいた。また、新物流施策大綱では、「05年までに2日以内に短縮する」や、スーパー中枢港湾構想でも、「1日程度にする」とされている為改善策を検討していた。

今後検討会では、10月中に東京・横浜・名古屋・大阪・神戸の5港のコンテナターミナルで合計1,000個の輸入コンテナを対象に、通常の手続きと、制度を利用したものと比較を行い制度の効果を調査・検証する予定。

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投稿者:gotsuat 13:05| 行政関連