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2003年11月14日

【物流】大型トラックへのASV技術導入実験へ

1991年度よりスタートしているASVプロジェクトは、2001年度から第三期に入っているが、大型トラックによる重大事故が、今年6月から7月にかけ続発したことにより、国土交通省では、同プロジェクトとは別に、2004年度にASV(先進安全自動車)の技術を大型トラックへ導入する実証実験を行うことに決めた。

ASVは今年6月に乗用車へ装備されたが、大型トラックは乗用車に比べ、自重のためにブレーキをかけた場合の制動距離が長くなったりするなどの、走行への不安定要素が多いため、開発が遅れている。

しかし、スピードリミッター(速度制御装置)の装着義務付けが今年9月より始まり、すべての大型トラックに3年以内に装着されることなどから、開発を待っている状況ではないとし、実証実験やシミュレーションを行い、効果を見極めたいとしている。なお、トラック向けの警報装置は開発済みである。

■ASV(先進安全自動車)・・・センサー等を搭載して、追突衝撃軽減ブレーキや車線逸脱防止装置などの高知能化が図られた車のこと。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:16| 行政関連