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2003年12月22日

【物流】日本オラクルと日立、電子タグを利用した物流システムを共同開発

今月15日、日本オラクルと日立製作所は、日立が先般開発したICチップ「ミューチップ」と、日本オラクルのフレームワーク「Oracle LBSフレームワーク」とGPSを組み合わせて共同開発した物流企業向けのロジスティクスシステムである「リアルタイム・トレイサビリティ・システム」を発表した。16年1月から、実証実験向けサンプルの出荷を始める。

電子タグを活用することにより荷物を個別管理できるため、あらかじめ荷物の配送先や配送時間などの詳細情報を登録しておけば、箱を開けることなくこれらの情報がキャッチできるため、伝票の記載も不要になる。

また、行き先や配送条件の変更があった場合にも瞬時で対応することが可能。さらに、バーコードと異なり、汚れや形状の変化でデータが読み込めなくなることがないのも特徴である。

【システムの詳細】
@荷物や荷物の箱、伝票などに取り付けられたミューチップのID番号を、ドライバーがミュー
チップリーダやGPS対応のPDA端末で読み取る。

A読み取った情報をOracle LBSフレームワークを用いて構築された物流センターシステム
に送信

B配送車輌の現在位置、検索対象荷物の現在地 等の情報をリアルタイムに把握

※「フレームワーク」・・・アプリケーションを開発する際に土台の部分を構成する複数ソフトウ
ェアやアーキテクチャ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:32| IT関連