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2004年05月13日

【物流】「到着即時輸入許可制度」利用状況を分析

国土交通省が検討してきた、輸入港で船卸されコンテナターミナルから搬出されるまでの時間(海上コンテナによる輸入貨物のリードタイム)の短縮可能性についての検討会が、「到着即時輸入許可制度」の活用を目指した調査結果をまとめた。
これによると、輸入許可からコンテナ搬出までの所要時間は、一般コンテナのリードタイム平均79.7時間に比べ、船卸一括搬入の確認前に「到着即時輸入許可制度」や「個別搬入」を利用して搬出したコンテナのリードタイムの方が6.2時間、8.5時間などと短時間での搬出が実現されている。
しかしこの新制度の利用は少なく、荷主の認知度が低いなど、いくつか問題点が上げられている。
   

到着即時輸入許可制度
   航空貨物と海上貨物に導入されており、輸送中にNACCSで予備申告し、到着と同時に許可する早期搬出のための制度。
   
個別搬入
   早期搬出のための特別な通関制度ではないが、既存の通関・保税制度の中でコンテナターミナルから急ぐコンテナを優先的に搬出する手段として用いられている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:04| 行政関連