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2004年08月09日

【物流】UHF帯(950MHz帯)無線タグ、物流現場で実用化間近

財団法人家電製品協会は、経済産業省の委託による「家電業界における無線タグの利活用モデルの実証実験」を行い、報告書にまとめた。 実証実験では、UHF(950MHz帯)無線タグを用いて、量販店1社2箇所における店舗実証実験、家電製品メーカー10社10箇所で対象製品10種類への実装実証実験、物流事業者3社3箇所での物流実証実験を、それぞれ実施。
その結果、UHF帯(950MHz)無線タグの特徴である、長距離、広角度で読み取りが可能であることを活かし、店舗では防犯、レジ業務、棚卸等において。倉庫などの物流現場では入出荷検品や在庫管理において。UHF帯(950MHz)無線タグの高い有効性が実証された。今後、UHF帯(950MHz帯)無線タグのさらなる改良と設置・運用ノウハウを蓄積すれば、近々実用化が可能となる見通し。
物流実証実験の結果については、カゴやコンベアなど金属物の利用が多い物流場面では、電波回り込みの性能を持つUHF帯(950MHz帯)タグの方が適していると判断。また、商品の一括読み取りが求められる物流現場では、より早いスピードで読み取りが可能であるUHF帯(950MHz帯)タグが仕様面で優れており、良い結果が出ている。
一部の棚卸作業など広い読み取りエリアを求められない場面では、出力、アンテナ指向性等を調整し、適正な読み取りエリアにて使用することで、UHF帯(950MHz帯)タグの導入効果が大きいことを確認している。
今後、物流センターで主にバーコードを使用している検品などの読み取り作業において、UHF帯無線タグを導入出来れば作業時間が大幅に短縮され、効率化が図れるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:36| 行政関連