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2004年12月22日

【物流】デジタル運行記録計の新技術基準策定に後退の恐れ

国土交通省はメーカーとデジタルタコグラフの基準見直しについて今月16日に情報交換を行った。本来当日同じく開催される筈であった、第3回会合のデジタル式運行記録計の新技術基準策定に関する調査・研究委員会は開催されなかった。要因は委員間での意見調整が難航しているためで、国土交通省が目指す新基準策定が後退する恐れもでてきた。
今回の情報交換では行政と運行管理システムメーカー、デジタコの認定メーカー担当者が出席し、前回の委員会で対立した認定対象から解析ソフトを外すかどうかについては議論されず、車載器とソフトの一体型を前提とした議論が交わされた。従来のメモリーカードでは運行三要素の情報とPCに送信されたデータを照合することでデータの改ざんを発見することができたがインターネットなどの通信では、こうした機能がないため送信後のデータと車載器に記録された内容との照合方法について検討された。また解析ソフトについては、メーカー側からソフトの信頼性を確保する為の一定のルールづくりを求める意見が出された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:45| 行政関連