<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
1999年11月10日

【流通】国土庁 GIS整備に8千万円要求

国土庁は12年度第二次補正予算で、地理情報システム(GIS)の整備・普及に8千万円を要求する。

や: 物流といえばGIS
これは必須ですよ

あ: 必須なんですか!
むしろ、カーナビの方が必要じゃないですか?

や: 消費者向けにカーナビの普及が著しいよね
配車マンには物流用トラックナビがいるんじゃない

あ: と、いいますと

や: カーナビってどういう時に使う?

あ: そうですねぇ
はじめて行く場所に行く時とか
渋滞情報を知りたい時ですかねぇ

や: そうだよね
知らない道を走るときに便利だよね
でも、物流の場合
乗務員の頭の中にある程度の地図は入ってんじゃんか

あ:  特に、地域(地元)の道ではそうですね

や: 利用価値があるのはむしろVICSくらいじゃないかなぁ

あ:  なるほどね

や:  これからの物流にとって必要なのは、
どのような状態で、どう走ったかを
把握することなんじゃない

あ:  その為にGISが必要ってことですか

や:  でも、GISはあくまでも
データを電子地図に表現するツールに過ぎない
当然、データが必要になる

あ:  車両が「どう走ったか」を把握するのに
最近ではデジタコ機能が付いた
車載端末も登場してますもんね

や:  こういうITがどんどん普及して
収集したデータを
GISで活用できれば
もっともっと効率的な車両の運用ができるはずだよ!

あ:  時間帯、地域毎の空車状況の把握や
貨物の動きがビジュアルで分かりますもんね

や:  車両運用の効率化により台数が減れば
環境問題への取り組みにもなるしね

あ:  あっ そうか!
車両台数が減れば
今問題になっているCO2やNOxといった
排出ガス削減になりますね

や:  そうなんだよな
ただ、実際にGISを活用している
物流会社ってまだまだ少ないよね

あ:  どうしてでしょう?

や:  地図ってさぁ
なんでもそうだけど
更新が必要じゃん

あ:  新しい建物とかができますからね

や:  あと、物流業者が知りたいって情報が
まだまだ整備されてないんだよね

あ:  整備されていないっていいますと?

や:  一方通行とか車種規制、
或いは道路区間別平均速度など
トラックの輸送やシミュレーションに必要な情報が
まだまだ細かく反映されていないんじゃないかな

あ:  でも、こういった情報が盛り込まれていけば
さらに効率化が期待できますよね

や:  そう!
ドライバーは必ずといっていい程
地図を携帯してるよね
同じように、これからは
会社にはGISっていう時代が必ず来る!
物流業界はGISを活用すべき業界なんだよ!

あ:  ということは、
そろそろ準備が必要ですかね

や:  そう、早い者勝ちだよ!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:02| 流通