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1999年11月11日

【流通】短時間のアイドリングストップの有効性実測 運輸省

運輸省は7日、「短時間のアイドリングストップの有効性実測」の第一回調査会を開催し、今後の調査方法などについて話し合った。
同委員会では、時間の違いによる排出ガス性能と燃費性能を測定し、アイドリングストップの有効時間を把握する。
信号待ちなど短時間のアイドリングストップについては、エンジン再始動時に多くの燃料を使用することから、その効果が疑問視されている。

や: 私の車はプリウス!
だからアイドリングの時は
エンジンが止まるんだよね!

あ: プリウスにはあまり関係ないかもしれませんが
今回の有効性実測は、基準づくりや貢献度を示す意味でも
意味があると思うんですけど

や: 確かにそうだよね
効果が数値としてあらわせるからねぇ
でも、もう一つ重要なのは
物流に携わる人達が
環境にやさしい事をしようとする
意識を持てるかどうかだよね

あ: 有効時間が分かる以前の問題ですよね

や: そう、基本的な問題だけど
一番重要で、そして難しい
面倒くさいけど
環境にやさしい事をやっているという
実感をもてるかってこと!

あ: でも、JITが求められるようになり
逆に納入先での待ち時間が
増えるケースもあるそうですよ
真夏・真冬にエンジンをストップして待機するのは
ドライバーにとって厳しいですよね

や: もちろんそうだよね
エンジンをかけないと
ドライバーは体調崩しちゃうよ
プリウスはシステム的にアイドリング状態では
バッテリーに切りかわるけどさぁ
クーラー・エアコンは使えるじゃんか

あ: でも、今のトラックにこうしたシステムは
まだまだ期待できないですよね

や: だから、意識が持てるかが鍵なんだよ
一人一人が環境改善に対して意識を持てれば
きっと、地球環境はもっとよくなるはずだよ
それが、物流から発信できたらいいのに

あ: 物流から発信といいますと?

や: 物流業界からの取り組みとしてはさぁ
大きく分けて3つあるんだよね
一つ目は、ムービング手段として
環境にやさしいアセットを持つ事
合通で例えるならCNG車両とか
幹線輸送のJRコンテナの利用とか

あ: 特にCNG車両は最近メディアでも見かけますよね
中にはCNG車両だけの物流会社も登場してますからね

や: そして二つ目は、意味の無い運行をしない事

あ: 意味の無い運行って?

や: 具体的には、空車の運行を減らし
待機時間も減らす事かな
タクシーで例えると
A地点からB地点まで客を乗せれば
今度はB地点から次の客を乗せるのが
一番効率いいよね

あ: そして、駅前での長蛇の列!
あれも待機時間ですもんね

や: 最後は、お客さんの物流について
環境面からサポートする事

あ: 環境にやさしい物流を提供するって事ですよね

や: そんな簡単なものじゃなくて
つくった物流システムが環境にいいものなのか
環境会計を睨んで
数値で提供できるかって事が重要なんだ
以上3つの取り組みが
今後の物流業にとって必要になってくるはずさ

あ: 環境面からみても
物流業界に求められるものって
本当に多様化してますよね
今後、この環境への取り組みも含め
物流業界はどうあるべきなんでしょうか?

や: セグメントが変わるんだよ
環境にやさしいアセット所持企業
それらを配車でつなぎ合わせる企業
そして、お客さんの物流システムを構築する企業
以前にも話した通りのセグメントだけどさぁ
コストだけでなく環境にやさしい
物流サービスのSCMの構築が必要になるね

あ: でも、コスト削減と環境問題の改善は
物流業界では同じ方向性ですよね

や: いいところに気が付いたね
車両台数が1台減れば、コスト、CO2・NOx排出量も
少なくする事ができる

あ: 物流サービスのSCMかぁ
でも、SCMの壁ってなかなか超えれませんよね

や: そうだね、ベルリンの壁崩壊も
ちょうど10周年だしねぇ ・ ・ ・

あ: ・ ・ ・

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投稿者:gotsuat 14:26| 流通