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2000年03月06日

【流通】三越物流 仮想商店街

三越の子会社である三越物流が,internet上の仮想商店街「しののめ合衆国」を開設する。3月1日よりコメ14銘柄を自社で販売、6月中旬をメドに各地の食品メーカーなどを加える。

≪3つの要点≫
1 知名度が低くても特色のある企業を発掘
2 ネット通販に必要なすべての業務を代行するサービス
3 三越というブランドをなぜ利用しないのか?

あ: 今、三越自体でもinternetを利用した
ショッピングサービスを行なっていますよね

や: そうだね
確か「ONLY YOU」って言ったっけ?

あ: でも、物流子会社である三越物流が
ECをはじめるっていうのはどうなんでしょう?

や: これもプラットフォームと関係あるんじゃない?

あ: この場合プラットフォームといいますと
百貨店の商品の配送の事ですよね

や: それに中元・歳暮もね

あ: 消費者宅までの配送手段の整備は
ECでは重要ですからね

や: 子会社として行なっていた
これまでのノウハウを
うまく活用させて伸ばしていく
つまりプラットフォーム作りなんだよ

あ: このノウハウっていうのも強みです
商品の保管・決済、
そしてキャンセル時の商品回収や返品にも
対応できるそうです

や: ただ商品を販売してお届けするという
スタイルではなく
その辺の顧客対応はさすがだね!

あ: 最近、伊勢丹がヤマト運輸に配送を全面委託したり
アウトソーシングの動きもみられますが…

や: どこに資源を集中するかって事なんだろうね
伊勢丹の場合、商品の販売に集中したって事でしょ
物流コストの削減も考えてるだろうし

あ: あと気になったのは
どうして三越としてECを行なわないんでしょうね
三越というブランドを全面に出した方が
いいと思うんですけど…

や: でも、ネットでは簡単に融合したサービスを提供できるから
あまり、気にしなくていいかもね

あ: 確かに、リアルな店舗を出店する事を考えれば
ネットではそういう事も行ないやすいです

や: 最初から融合を考えてないと思うけどね

あ: でも、今後物流子会社がECによって
新しい分野へ進出するケースも増えるかもしれませんね

や: 我々も―― 究極のSCM ―― を目指した
新しいサービスを始めないとね

あ: あと少し煮詰めましょう!   

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投稿者:gotsuat 14:58| 流通