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2000年08月25日

【流通】スターバックスコーヒー

や: あ――、疲れた――
今日もよく働いたよ

あ: 何言ってるんですか
まだ何も話してないじゃないですか

や: ちょっとその前に・ ・ ・
コーヒーブレイク!

あ: と、言う事で今週は
スターバックスコーヒー」です

や: ブレイクないのね・ ・ ・
で、今日のポイントは?

 
 

・ 安くても高いブランド力
・ 「行為」としてのブランド
・ 目的に対する「喜び」の提供方法

 

あ: んー まさにブランド、ブランド!

や: ちょっとお茶しようかって時に
喫茶店をはじめいろんな選択肢があるんだけど
スターバックスは若い人をはじめとして
結構人気があるんだよね

あ: 日本には96年に銀座で第一号店がオープンして以来
首都圏を中心として出店が続いています

や: そもそもアメリカで生まれたこのスターバックスは
コーヒー好きの青年が集まって
もう少しおいしいコーヒーをみんなに飲んでもらおうって
始まったらしいんだけど
その思いが今や世界中へと伝わっている
やっぱり「志」が大事なんだね

あ: 関西に進出する際には
全席禁煙では成功しないって言われながらも
大盛況になってるあたり
このスターバックスがなぜ受け入れられるのか?
興味がわいてきました!

や: 従来のコーヒーショップや飲食店って
本当に飲食する事が目的になってる場合が多いような気がする

あ: 低価格を売りにした店や
時間をかけさせない店って
特にその傾向があると思います

や: スターバックスに行ってみると
コーヒーを飲みたいっていう欲望に加えて
スターバックスでコーヒーを飲んでいるという
「喜び」を感じない? 「あ:」さん?

あ: 私はあまりお洒落なところには行きませんけど
何かいい感じですね!
そして、ああいうところって
価格が高かったり、ちょっと気軽に行ける雰囲気ではなかったり・ ・ ・
でも、スターバックスは価格も手ごろだし
ちょっと洒落た雰囲気を味わえますよね

や: 目に見えない雰囲気
これがブランド力になるというのは
従来の飲食店でもあった
でも、このブランド力を
チェーン化している点に注目したいんだよ

あ: そうですね
日本でも都市部を中心にどんどん出店されています
そしてソファを置いてある店があったり
ハードロックカフェのように
その都市の名前が入ったコーヒーカップが販売されてたり
その店毎に特色を出すなどいろいろ考えていますよ

や: それに広告戦略もね
日本進出当時、
雑誌やいろんな媒体で広告をみたよ!

あ: あのマークもなんとなく
目に残りましたよね

や: スターバックスでコーヒーを飲んでいる人が
どんな風に見えるのか?
そしてその人もどう見て欲しいのか?という事が
重要な事を分かっいて、実践しているんだよ

あ: なるほどねぇ
それにリーズナブルな価格!
これがいいんですよね!

や: 要するに
安いからといってブランド力が無いという訳じゃないんだよ
その店の雰囲気とかいろんな要素をすべて含んで
コーヒーを飲むという「行為」としてのブランド化!
これが実現されているんだよ

あ: 「行為」としてのブランド化ですか?
商品だけじゃなしに
目には見えない何か「あやふや」なものですね

や: これは他の飲食店をはじめ
様々な業態にもあてはまるからね
同じ食べるといっても
高級フランス料理から立ち食いうどんまで
それぞれ目的が違うじゃんか!

あ: その例わかりやすいです

や: さっ!
コーヒーブレイク!コーヒーブレイク!
スターバックスへ行こう!

あ: ちょっと待って下さ・ ・ ・

行ってしまった
でも、場所知ってるのかなぁ

 

◇◇◇関連記事◇◇◇

 

『スターバックス人気上昇』
東京・渋谷の20 ― 30代の男女に対して、日本経済新聞社がコーヒーショップチェーンの人気や利用実態について調査を行なった。頻繁に利用するチェーンとしてスターバックスコーヒーがドトールコーヒーに肉薄、特に女性の割合はドトールが半数以下に対し、後者は65%を占めた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:34| 流通