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2000年11月10日

【流通】マーケッターがイノベーターに

あ: アジア流通フォーラム2000すごかったですね

 

や: うん 得たものは非常に多いよ

 

あ: ABC……….でしたからネ!!

 

や: ABC???

 

あ: 英語ばっかり

 

や: 。。。。

 

あ: っっっっっつでっ!!今日は、企業間電子商取引のお話です
It is B to B !!

 

や: 企業間電子商取引(以下B to B)って
非常に急ピッチで開発が進んでいる
その際に重要なのをおさらいすると

 

・ 市場形成者(以下マーケッター)は誰なのか?
・ 参加者は誰なのか
・ その市場自体の優位性は何か?
・ 第2のマイクロソフト??
・ ルール作り

 

や: ってことがまず、あげられます

 

あ: 市場形成者ってなんですか?

 

や: 要するに、マーケットの運営者!
インターネットの登場で新たに現れた流通のプレーヤーです

 

あ: 現在は、買い手先がマーケッターになる場合が多いですね
今回、ご紹介しているのも世界最大級の小売業「ウォルマート」です

 

や: バイイングパワーを活用してってのが、一般的な進化型だよね
日本ではトヨタなんかが相当研究している
逆に日産は絞り込んでしまったけど。。。

 

あ: そうですね
っで そのB to B市場に誰が参加するのって
既存のベンダーって言いたいんですけれど、私も進化しています
そこには、多段階構造がなくなるわけですね 
全て直接取引きが低コストで可能になるんですよね

 

や: YES!!。。。いや、いや大当たり。。。

あ: 。。。。

 

や: それでねっ、ここまではいいんだけれど
この市場には、大きなポイントがあるんですよ
ここには、第2のマイクロソフトが潜んでいます

 

あ: はっ??

 

や: ウインドウズですよ ウインドウズ

 

あ: はぁ、マイクロソフトが参入するんですか???

 

や: Bu-------!!そういう観点じゃない

 

あ: ??分かりませんよ 分かりません
I don't know!で、いいんでした???

や: (無視。。) ―― 10秒間沈黙&ため息1回 ――

 

   あのね、これにはデファクトスタンダード的なモデルが存在するんです
つまり、マーケッターの市場を構成する情報システムや
ソフトとその市場の便利さによって、市場が大きく成長してしまうんです
つまり、今回の場合なら、ウォルマートは小売業態で
自前の市場を構成するだけでなく
その分野の市場を独占してしまう可能性があるんです

あ:
 要するに同じジャンルの B to Bの市場があるとすれば
それ自体がコンピューターの世界のOS戦争のような
デファクトスタンダード的な寡占化が繰り広げられる
可能性があるってことですか???

 

や: さすがは、「あ:」さん!!鋭い!!
結局、マーケッター同士の競争が繰り広げられたり
参加するベンダーとの独占契約ってのも出てくるんです
つまり、あるマーケッターからの市場からしか購入できない
ベンダーの商品が出現してくるようなものです

 

あ: えっ、そうなると、よくわかんないぞ!!!

 

や: そうなんです いろんなモデルを想定しているんです
B to Bって簡単に言うけれど、ジャンルによって
そのマーケット機能って、大きく異なるんだよ!!

 

あ: そうなると、そうなるとですよー「や:」さん
なんか、卸業態と小売業態がMIXしてるみたい。。。

 

や: そればかりじゃない
このマーケッターが今後の流通に大きな影響を及ぼす
第一のイノベーターになる可能性があるんです

 

あ: ははーーん 分かった 
その際には、情報システムとか物流、広告とかの
流通機能がいろんな形でMIXされてくるかもしれないって事ですね

 

や: Ye..   YES!!!OH YES!!!

 

あ: そうか! 単なる B to Bで捉えてる場合じゃないですね

 

や: もう分かってる人は分かってますよ
きっと。。。

 

あ: うんうん。。。。。

 

◇◇◇関連記事◇◇◇

『ウォルマート 独自の BtoB市場構築』

世界最大の小売業である米ウォルマート・ストアーズは、取引先企業との受発注業務を中心としたSCMの情報システム「リテール・リンク」を独自に構築した。GNXやWWREなど他の大手小売業が団結して構築する市場とは一線を画す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:23| 流通