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2000年11月15日

【流通】ペットロボット市場のベンツ?

あ: 「や:」さん! AIBO ゲットのチャンスが再び来ましたよ! 

や: 今度のAIBOはライオンなんだってね!

あ: しかも今回は限定販売でなく
遂に普及版として再登場ですからね

や: これ、買い???

あ: またですかぁ〜

 

・ ロボットの進化 ――より人間的に ――
・ 大人の楽しめる玩具
・ 夢の世界が現実に
・ 「こう使えれば・・・」を提案するSONY
・ ロボットとしてのプラットフォーム化

 


や: 初代AIBOの登場によって
ペットロボットという新しい市場ができたよね
それに「おもちゃ」が
子供だけのものじゃなくなってきたと思うんだよ

あ: つまり大人の楽しめるおもちゃ市場の登場ですね

や: 今の大人が楽しめるおもちゃ市場って
世代別の人口を考えても大きな市場だよね

あ: 今回のAIBOはコミュニケーション能力に長けてるそうですし
このままロボットが進化していくと
より人間に近いカタチになっていく予感がするんですけど

や: 実際、今の「大人世代」が子供の頃夢描いていた世界のものが
今、少しずつ現実化してきてるんじゃないかな
例えば携帯電話なんて一昔前では
本当に夢の世界だったじゃんか

あ: 今では当たり前ですよね

や: もしかしたら昔描いていた夢の世界を思い起こせば
新商品の開発のヒントになるかもね!

あ: そういう意味でもAIBOの進化は
新しい時代の到来を感じます!

や: SONYのは人々の
ライフスタイルを大きく変化させる提案が得意だね
「この商品がこんな感じになったら・ ・ ・ 」とか
「こう使えたらいいのに・ ・ ・」といったような・ ・ ・
そしてそれを新しい市場にしてしまうんだよ
音楽を持ち歩きたい ――― ウォークマン!とかね!

あ: そういう意味でもこのペットロボット市場は
SONYの独走ですね!

や: いやいや、そう簡単な事じゃなさそうだよ

あ: えっ? AIBOに死角ありですか?

や: このAIBOの登場によって
ペットロボット市場が形成されたんだけど
様々な企業が同じようなペットロボットを投入してるよね

あ: SEGAのロボット犬も人気がありますね

や: AIBOに比べてかなり低価格な商品がたくさん出てきたよね
同じペットロボットでも
AIBOと同じレベルでの競合相手が出なかった・ ・ ・
これによってSONYが作ろうとしていた市場が
変化してしまったんじゃないかな

あ: つまり作ろうとしていた市場とは
違ったカタチになっちゃったんですね

や: 大体、新しいカテゴリーの商品を市場に投入する際には
はじめは価格も高くてなんか高級感みたいなものがあるよね
これが一つの市場として成り立ってくると
同様の商品が普及して低価格化したりするもんなんだよ
でも、このペットロボット市場の場合
AIBOだけがある種特殊な存在になりつつある
(特に価格面で)
そう考えるとAIBOはペットロボット市場のベンツかな?

あ: でも、機能的に見れば差別化が図られてるから
いいんじゃないですか?

や: もちろん、差別化は図られてると思うけど
ペットロボットとしての機能を考えた場合
消費者がどのレベルまで求めるのか?大切になってくる
それに価格的な面でもね
ここが正念場なんじゃないかな?

あ: えっ? 正念場ですか??

や: 流通形態にも変化をつけてきたし・ ・ ・
危機感を持ってると思うよ
あとは、どうやって遊べばより楽しめるのか?
周辺機器やソフトの登場も視野に入れた展開を考えてるんだよ

あ: そう言えば仕様を公開しているんですよね!

や: そうそう
ペットとしてだけでなく
ロボットとしてのプラットフォームも考えられるよ!
Windowsのように・ ・ ・

 

あ: 夢の世界へ ―――
21世紀ももうすぐそこですね!

 

◇◇◇関連記事◇◇◇

『SONY AIBO第二世代』

ソニーはAIBOの第二世代を開発、11月16日から受注を始める。今月8月に専門のカンパニーを設立、音声認識などコミュニケーション能力を磨くなど、エンターテイメントロボットという新たな市場創出に挑戦する。又、製品の互換性を持たす為、仕様を公開しているのも特徴、外部企業がアイデアやノウハウを自由に取り入れられるようにしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:21| 流通