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2000年12月12日

【流通】無限の可能性と未来的な価値

や: チュウン〜♪チュウンチュウン♪♪ あーっ 。 。 。 

 

あ: 何やってんですか??

 

や: ゲームボーイ
海外出張には欠かせません!!

 

あ: 何子供みたいなこと言ってるんですか〜。。。

 

や: だって、海外行ったら携帯電話は使えないし
空港では自分のパソコンでインターネットも見れないのよ。。。
だから本とゲームボーイ
待ち時間ぐらいは、リゾートしたいでしょ!!

 

あ: 。。。そういえばバンダイからも
ワンダースワンのカラーが発売されました
ゲーム市場は非常に鈍化してきています
クリスマス商戦はゲーム市場の稼ぎ時なんです
プレステ2もリモコンがついたりしてるんですけど・ ・ ・
携帯ゲーム市場は、大きくなってきています

 

や: 「あ:」さんだったら、その理由はわかるね

 

あ: あっ、当たり前じゃないですか
わかりました!「や:」さん、今日は僕だけでいっちゃいます

 

や: OK!!!!!!!!!!!!!!!!イエーッ!!

 

あ: 携帯ゲーム市場が伸びているのは
ズバリ、デスクトップパソコンと
ノートパソコンと同じようなものです
移動ができるでしょ 外に持っていける!!
家でも通常のTVゲームはテレビがないとゲームができないでしょ
テレビも見なくちゃいけないし、ブラウン管の取り合いです
しかも、レンタルビデオなんかも競合しますから。。。
どうですか!!【胸を張って。。。】

 

や: 30点ですね。。。

 

あ: 。。。じゃぁ、あとはどんなことがあるんですか???

 

や: ジェネレーションスタイルとライフスタイル
あのね、現在のTVゲーム市場は
どちらかと言うと大人市場にシフトしてきているんだよね
性能が上がってよりリアルなゲームになると
仮想体験ができるようなコンテンツのゲームが非常に多いですよね
野球ゲームなんかもすごくリアル

 

あ: プレステ2の劇空間プロ野球ですね
あれはすごい! 掛布が解説してます
「行くしかないでしょう!!」ですもの。。。

 

や: そうなってくると
そもそも子供市場のゲームから乖離してきている
その中で、子供に近い存在って携帯ゲーム市場になってるのかも
子供専用チックな感覚、僕も子供なんですね 実は。。。

 

あ: そうですね
子供のゲームに対する感覚は違いますよね
どっちかって言うと「想像力」、「夢」を持てるような
コンテンツでないといけません

 

や: そう!!
僕はもう、プロ野球選手やパイロットになる可能性は
限りなくゼロに近いですけれど
子供たちは無限大の可能性を持っているんだから!!
だから劇空間プロ野球は
「俺はもう、野球選手になれない」って感じを
潜在的に持って楽しんでる場合が多い。。。

 

あ: そういう観点で見ると
ゲーム市場は TVゲームと携帯ゲームとで
大きくその存在価値が違いますね
単にモバイルって感覚ではいけません

 

や: そういうことです
子供の玩具市場から発達したゲーム市場は
その市場を大人への市場まで膨らましたんです
これはプレステからその傾向が強くなった
初代ファミコン世代が大人になったってのもタイムリーでした
でね、その間にハード・ソフトの進化から
いつのまにか子供の市場を忘れかけ始めた
ゲーム機自体が家庭のプラットフォーム的な思考に変化してきました
まさに大人の市場化現象。。

 

あ: はい、ごもっとも
任天堂敗北説ってのがありました

 

や: 確かに、一部は間違っていないけど・ ・ ・
気がつけば子供市場全体を取りこぼすようになってきたんです
だけども、任天堂は玩具ベクトル
子供の玩具ベクトルを維持しようという取り組みで
ポケモンが生まれた。

 

あ: ハードとしては陳腐化してきました ゲームボーイ

 

や: 子供の玩具としてのクリエーションサポート機能や
子供の想像力をかきたてるこのソフトは
新しい子供のコミュニケーションツール
コミュニティ・ツールに変化した

 

あ: 大人の携帯電話の普及と似ています

 

や: そうなると
単なる家庭用モバイルって言う切り口じゃなくなってしまったんです

 

あ: 納得!

 

や: ユーザーにどのような未来的な価値を提供できるかってことが
子供達の玩具市場って大切なんです
大人にもそれを理解できるマーケティングが必要かもしれません

 

あ: はい、今日も 浅はかでした。。。

 

や: 「あ:」さんもゲームボーイを買ったほうがいいよ!! 
子供になることが今の世の中には必要です
夢と希望をもたなきゃ!!

 

あ: 今すぐ、トイザらスに行ってきます。

 

   失礼します。。。(そのまま外出する「あ:」。。。)

◇◇◇関連記事◇◇◇

『携帯ゲーム 勢いとまらず。。。 』

携帯ゲーム機用の有力ソフトが、クリスマス商戦を迎え、次々と投入される。バンダイは「ワンダースワンカラー」を発売、人気ソフト「ファイナルファンタジー」とのセット販売を行なう。又、任天堂はゲームボーイカラー用に「ポケットモンスター クリスタルバージョン」を発売する。
携帯型ゲーム機の出荷台数は、99年、前年比44.5%の約608万台。今年も前年比10%以上の増加を見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:18| 流通