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2000年12月11日

【流通】インターネット専門銀行の動向

あ: ジャパンネット銀行の新規口座が3万件を突破したそうです
業務開始から2ヶ月足らずです
どうでしょうか?

 

や: んーどれどれ。。。年齢的には30歳代が約40%ですね
んー、これからの所得層をきっちりと抑えてるみたいですね

 

あ: そうなんですよ
しかも関東・関西以外の地方の利用者が30%もいるみたいで
こうなってくると、現金の出金が大変です
でも、am/pmのATMが利用できますから
まさに、便利銀行 CVSバンクです

 

や: でもね、既存の店舗でしかできないサービスもあるし
いわゆる都市銀行もインターネットでの振込みサービスとか始まっています
ですから、地方の店舗のない地域の利用者は
不便になるのかもしれません

インターネット専門銀行は店舗コストがないから
低コスト化が促進されるという話を聞きますが
コスト優位性は、あまりないような気がします
セキュリティ、サービスソフト・ウエアの拡充etc。。。
ネットの世界でもそれなりのコストはかかっています
しかも、高所得人材の登用が不可欠なのも事実ですし。。。

 

あ: じゃぁ、インターネット専門の銀行の優位性ってなんですか?

 

や: 既存の銀行にはないサービスをどのように展開するか?でしょう
しかも日本独特の銀行感というか銀行に対するイメージがあるので
欧米スタンダードの直輸入も少し難しいかもしれません

 

あ: 今日は、「や:」さん、なんか普通ですね
ありきたりの意見で、アナリストみたい

 

や: はい。 『 リチャード・「ヤー:」 』 です。

 

あ:  ●×▲□☆!!!!!(インチキ・アナリストみたい。。。)

 

や: 最近話しにあまり出てこないけど貨幣、紙幣とくれば
デジタル幣がこの銀行で使えるようになれば違ってきます
現在研究も盛んに行われています
これは国家レベルの問題です
日本銀行法の問題もありますから。。。

 

あ: デジタル幣ですか???イメージできません。。。

 

や: 材質の問題じゃないですか。。。金属か、紙か
そして、デジタルデータかの違いです
大切なのは、このようなインターネットの世界に存在する銀行は
インターネット上での金融機能に特化したサービスができなければいけません
エスクローサービス、個人認証や、個人信用の供与業務とか。。。

 

あ: 新しい銀行の役割が生まれてくるってことですね

 

や: そう、大切なのは、銀行をはじめとする金融機関は
経済の活力源機能が一つの重要な役割です
その経済の強さは、その経済の金融機関に依存する割合が高いと考えます
また「流通」と金融は、今後ますます複雑に絡み合ってきます
ソニーやヨーカドー等の流通プレーヤーが
参入してくるのもうなずけます

 

あ: ということはインターネット銀行の登場で
新しいサービス、商品の開発競争が始まりそうですね

 

や: そうなんです  そう!!
たまには、ストライクな発言するね
小売機能、製造機能、物流機能をミックスさせた
様々な金融商品が出現してくることは間違いなさそうですね

 

あ: インターネット銀行は期待値が高そうです

 

や: んっー!!期待しよう!!

◇◇◇関連記事◇◇◇

『ジャパンネット銀行 顧客層明らかに』

さくら銀行のインターネット専門銀行子会社「ジャパンネット銀行」に口座を開設した顧客層が明らかになった。設立から1ヵ月半で口座開設申込者は約3万件。ネットに慣れた20−40歳代が全体の8割強を占めた。又、地域別で見ると首都・関西圏以外の地方が約3割を占め、利用者が全国に広がりをみせている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:19| 流通