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2001年02月07日

【流通】グローバルな知識・情報化が進む・・・

か: 「あ:」さんっていつもラフな格好ですね

 

あ: あぁ
「ココ一番」って時の一張羅以外は
手軽なスタイルですよ!
しかも安いものでいいんですよ!
安いもので!!

 

か: 安いやつですか。 。 。
でも、そうした恩恵を受けられるのは
「グローバル化」が大きいんですよ  「あ:」さん!
分ってます?

 

あ: えらく今日は厳しいね
アジア地域を中心に
生産効率の良い国で製造して
価格競争に対応できている企業が増えてるって事でしょ

 

か: でも、モノの価格だけでなく
知識・情報にもそうした事が
起こりそうな・ ・ ・ ・
今日はそんな話です

 

あ: ??????

 

 

 
『 インドIT技術者にビザ発給 』

政府はインド人情報技術者に、有効期間3年、滞在期間90日の数次短期滞在査証(ビザ)の発給を、5日から実施する。国内IT業界の技術者不足に対応。
発給対象者は以下の一つに該当する同国情報技術関連企業勤務の課長職以上、又は5年以上のIT技術者を有する者。
1、上場企業 
2、国営企業 
3、日本の上場企業と恒常的な取引き実績がある企業 
4、日本の企業が出資している子会社、支店
 

あ: 何?
インド出身の技術者が来るの?
これと今週のテーマ「モノの価値変化」と
関係あるのかなぁ

 

か: そう思いません?
だって、日本のIT技術者に比べても
遜色ないくらいのレベルです

 

あ: ん――― そうだよね
技術者のグローバル化って
大きな変化の表れかもね

 

か: でしょっ!
海外でモノを安く作って
日本で低価格で販売する・ ・ ・
これによって価格破壊が起こった商品もあります
PCなんかMade in マルチ・カントリーですよ

あ: World averageですよね――!!
それが労働社会に浸透するのかって事ですか?

 

か: そうなんです! 
「あ:」さんも もっと頑張らないと
グローバルスタンダードですもんね!!

 

あ: (ほっとけ!)
でも、僕が気にしたのは少し違う事なんだよ

 

か: 違う事?

 

あ: 今、グローバルなSCMを構築できている企業が
価格面などで競争力を持っていたりするけど
モノの価値自体に差が出ているんじゃなくって
製造や物流面でのコスト削減の結果が
反映されてるんだと思う

 

か: そうでしょうね

あ: モノの価値とそれ以外の付加価値について
価値の比重がモノに対してだけでなく
そのモノについての情報であったり
希少性であったりするでしょ
今、モノ自体はこうしたグローバル企業によって
低価格なモノが我々の身の回りに溢れ出している
でも、それ以外の付加価値って
結局、日本や欧米で生まれてない?

 

か: ん―――???
わかんないです
おっしゃってる事が!

あ: つまり、カテゴリーキラーの中で
ユニクロだとかマクドナルドといった
日本でリーディングカンパニーとして存在している企業が
中国といった国々から登場し出せば
どうなるかって事!

か: グローバルなSCM構築によって
「この商品はこの価格まで下がった」って商品がありますけど
そのメリットを活かしているのは我々なんですね!

 

あ: 自国の経済力が発展途上にある国は
今後、技術、情報の分野でも
大きく伸びてくる可能性がある!!
今、知識・情報に価値のウェイトが大きくなりつつあるけど
こういった人々が当たり前のように存在しだすと
モノ、そしてそれ以外の価値(=知識・情報)に対する価値意識が
更に変わって行く
んだよ

 

か: ???????
なんだかわかったような。 。 。
わかんないような。 。 。
つまり、昨日話した内容を思い出しますと
モノに対する価値、そしてブランドなどそれ以外の価値への比重が
変わり始めてるって事でしたけど
更にその先には、もしかしたらモノの価値が見直されるって事ですか?

 

あ: ん―――
どうなんだろうか・ ・ ・ 
知識・情報といった付加価値が
商品によっては全盛を極めるだろけど
その先は・ ・ ・  価値に変化が起きるって事だよ

 

か: 何だか今日は難しいなぁ
――― ていうか ややこしい

あ: 先を見ておけって事だよ
価値は常に変化するもの!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:42| 流通