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2001年03月22日

【流通】自分の「知」の認識を

―― キューピー 自社システムを外販 ――

か: サッカーくじ「toto」が
いよいよ日本でも始まりましたね

あ: 今まで2回開催されたんだけど
正解者がいるんだよね
誰かが大金を手にしてる・ ・ ・
ん―――― うらやましい!

か: 僕はサッカー詳しいですよ!
なんなら次回の予想
代わりにしてあげましょうか?

あ: 頼む 頼むヨ!

か: でも。。。 タダとはいきませんからね

あ: なにっ! お金とるの!!

か: 当たり前じゃないですか!
だって僕が蓄積してきた知識を提供するんですよ!

あ: こんな時だけ そんな事言うか。。。

か: 今日はそんな話です

あ: んっ?

 
『キューピー 自社システムを外販』

キユーピーはオムロンと提携し、マヨネーズ工場などで使用している自社開発による製造工程管理システムを食品メーカーや製薬会社などに外販する。販売するのは生産管理システム、工程管理システム、小分けシステムの3種類。価格はそれぞれ1000万―3000万円。自社でも一部販売を手掛けるが、オムロンが販売代理店となり、同社のハード機器とセットで販売する方式を主力とする。
 

あ: キューピーって
自分の会社にどんなノウハウがあるのか
ちゃんと分ってる!
そしてその活かし方が上手だね!

か: 物流分野でも「キューソー流通システム」を立上げ
自社製品の取扱いで得たノウハウを
一つのプラットフォームとして応用していますもんね

あ: 物流の場合
インフラ的な要素も大きく
競合他社との共同事業として
一緒に効率的にしていこうって動きもあるようだけど。。。 
IT系ベンダーとの共同事業によって
自社が今まで培ってきたノウハウを
外販しようっていう動きも
これから増えてくるんじゃないかな

か: そりゃぁ 自社が改良に改良を重ねて
実際に利用して効果をあげたシステムであれば
成功事例付き商品として
信頼度バツグンですよね

あ: 信頼度の高いノウハウを
どんな分野に?そしてどんなカタチで提供していくのかを
視野に入れながら自社の情報システムとか
構築していくべきじゃないかな

か: ハードは最良のベンダーからの調達としても
その開発にはやはりその業界での経験やノウハウが
活かされるはずです!
その業界の標準となるような
ノウハウがたっぷり詰まったシステムに
仕上げていこうっていう意識も大事でしょう!

あ: もちろん、競争優位の為に
プロテクトする手段も考えないといけないだろうし
収益源の一つとしてどのようなビジネスモデルを
確立していけばいいのか?
企業の存在意義にも関係してくるよ

か: ある企業が自社の為に開発したシステムを
一つの商品として外販できれば
新たな収益モデルも考える事ができますからね

あ: こうしたシステムって
結構IT関連企業が開発するものって決めつけないで
自社が欲しいシステムは
同業他社にも適用できる確立は高い訳だし
今回紹介したキューピーの製造工程管理システムは
一回も原料調合ミスがないという信頼面で
他業界(医薬品投与)での利用という
可能性も広がっている

IT、ITって言われてるけど   
人間の脳に詰まってる知識、そしてノウハウを
仕組みとして利用できるようにしていけるか?でしょ

今携っている業界の知識、そしてビジネスにおけるノウハウって
簡単に手に入れる事って難しい事を認識する必要もあると思う
更にそのノウハウを今までのビジネスモデルとは
違った視点で活かす方法も考えていけば
自社に必要なシステム構築を考える場合
より価値あるシステムとしていけると思う

か: 僕なんてITって聞いても
ちょっと抵抗あるんですけど
僕の中にある知識・経験・ノウハウを
IT化にうまく応用できるようになれば
すっごく価値あるものになるんですね

あ: ある部分ではそうだろうね
自分にどんな「知」が備わっているのか?
そしてこれからどんな「知」を備えなければならないのか?
それがその人の価値となる
そして流通構造のどの機能でその「知」を発揮するのか
考えないとね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:57| 流通