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2001年03月30日

【流通】カタチのないかたち

――― ソニー 新年度経営方針発表 大幅な組織改革へ ――

あ: いよいよ明日だね

ま: 待ちに待った! って感じです

あ: すっごい盛り上がるんだろうねえ
各方面でその効果が期待されているし。。。

ま: みんな期待してますよ!

で、何の話なんですか?

あ: ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)だよ
全くこれだもんねぇ〜
「ま:」さんはわかってもないのに
返事だけ相手に合わそうとする・・・

ま: いいじゃないですか!
柔軟に対応しているって事ですよ!
僕は相手(時代)に合わせる為に
アメーバーのようにカタチを自由に変形させる事ができるんです!

あ: 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。良い解釈できてるねぇ

 

『ソニー 新年度経営方針発表 大幅な組織改革へ』
 
ソニー新年度の経営方針を発表した。前回の改革からわずか2年で主要カンパニーの再編に乗り出す。本社組織を「グローバル・ハブ」「経営プラットフォーム」「エレクトロニクスHQ」の3部門に再編。『グローバル・ハブ」では5つの事業分野を公平に見渡す。「経営プラットフォーム」ではグループ共通のスタッフ部門を集約。「エレクトロニクスHQ」では、ソニーの売上高の内約7割を占めるエレクトロニクス事業を再編、技術・設計・生産部門の横断組織を活用。

 


ま: またまた組織改革ですか! ソニーは!

あ: 常に他の企業の「先」を行く企業として
立ち止まる事を許されないって感じかな

ま: それにしても
あれだけの大企業ですよ!
簡単に「ハイ、明日から変わります」って訳には
いかないと思うんですが。。。

あ: それよりも
どうしてソニーが組織を変更しないといけないのか?
考えないとね!

ま: どうしてって言われても。。。
社内のリソースをもっと有効に活用するためだとか。。。
新しい事業に力を入れる為の組織変更だとか。。。

あ: リソース管理的な要素も当然重要だけど
常に「先」を行くソニーが
新たに打ち出した新組織には
何か未来を見据えたメッセージのようなものを感じない?

ま: メッセージ・・・ですか?

あ: 特にエレクトロニクス事業について
「これからはこうなりますよ!」とか
「こうなるべきです!」みたいな感じかな。。。
「先」を行く「開拓者」として
実践をして行く上で必要な組織へと改革を続けているんだよ

例えば従来の「AV機器」と「情報機器」という分類が
今回取り払われるようだね
つまり「PC事業」の中からデスクトップ型パソコンを分離
そのままTVと同じネットワークカンパニーとして機能させ
「家庭用」という枠でくくったり。。。
同様にデジタルカメラとノートパソコンが
「モバイル用」で分類させたり。。。

ま:
 つまりこれからは
PCとかテレビ、その他周辺機器を
「機器」毎に機能や楽しみ方を追求するんじゃなくて
楽しむスタイルによって機能させるようだよ
これからそうした枠組みって消費者にはどうでもよくなるんじゃないかな

あ: もちろん今すぐ!って訳じゃないかもしれないけど
ソニーの目指すビジョンが
消費者のライフスタイルを(楽しく)変えてしまうような提案
そしてそれを実際に実現していく為の
組織改革になっているって事!

ま: それにしても改革のスピードが早い!
そして大胆です!

あ: 守らなければならないものは何なのか?
スタイルそのもの? 伝統? 理念?
その一つとして「変わり続ける事」も重要じゃない?

ま: 「変化に対応し続ける事」を変えないって事ですね

あ: アメーバーに決まったカタチってないでしょ
生物図鑑や科学雑誌でみても
このカタチがアメーバーですって。。。
変化し続けるって言う事は
一つのスタイルなんだよ
決まったカタチを持たないスタイル!
これだよ!

ま: って事は。。。僕もソニーみたいな人って事?
アメーバーのような人間ですから

あ: 似ているのは単細胞なとこだけどね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:09| 流通