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2001年05月29日

【流通】環境会計システムも含めてノウハウを輸出

―― リコー 海外工場をデル式に ――

ま: 「あ:」さん見ましたか?
F1モナコグランプリ!

あ: いや〜
それが見てないんだよねぇ・・・

ま: あれだけ見た方がいいって言ってあげてたのに・・・
相変らず人の意見に耳を傾けない人ですね

あ: そんなことないよ!
ちゃんと聞いてるよ 人の話!

ま: 聞いてるだけじゃ駄目なんです!
ちゃんと実行に移さないと!!

あ: そういう「ま:」さんだって
「ダイエットする」って言って
なかなか痩せないじゃない!
「あ:」さん痩せてうらやましぃ〜って
言うだけじゃ駄目だよ

ま: 人の振り見て我が振り直せ・・・
言うは簡単ですけど実行するのが・・・ねぇ・・・

 
『リコー 海外工場をデル式に』

リコーは中国の量産子会社から欧州に輸出する普及機種を完成品から半完成品に切り替え、英、仏、の2工場をCTO拠点とする。国毎に言語が異なる仕様やマニュアル、機種変更に柔軟に対応でき、物流費、在庫も大幅に削減できるとしている。
 


ま: さすが! リコーさんです
他の業界で成功したモデルを
自社に取り入れようってしているんですね
口だけの「我々」とは違います

あ: 「我々」は失礼だよ!
「アナタ」だけだよ 口だけなのは!
ま、それはいいとして・・・

ま: (よくない!)

あ: 他の企業の「いいところ」を
自社に取り入れようってする事は
簡単なようで難しい。。。

ま: 勿論いいところだけを取り入れようとするんでしょうが
業界の構造や企業文化によっても
最も良いと思われる取り入れ方だとか
機能するまでにかかる時間も違ってくるでしょうね

あ: なんか今日の「ま:」さんは難しい事を言うね。。。

ま: 任せて下さい!

あ: 単に他の企業の良いところを
取り入れるっていうだけじゃないんだよ   
リコーさんといえば
やはり環境負荷低減への取組みが頭に浮かぶでしょ

ま: NEWS52な人 ランキングでも
堂々7位です!

あ: CTOといえば
デル・コンピュータを始めとした
パソコン業界での先行事例が思い出されるけど
そうしたノウハウに
リコーさんとしてのノウハウも融合させて
新しい価値が生まれるような流通システムを構築しようと
しているんじゃないかな?

ま: 新しい価値ですか?

あ: メーカーとしての立場から
最適な供給システムを構築するだけじゃなく
環境負荷低減という切り口でも
機能する流通システム!
例えば製品の供給システムの流れという一方通行だけでなく
リサイクルとしての流れもデザインしたり・・・

ま: なーんだ! 静脈物流ってことですね!

あ: そんな単純な話で終わらさないで!
例えばリコーさんの商品を購入して
使い続けた後にリサイクルするしようって思った時に
リコーさんが回収を行なって  
後は最も環境負荷が低い方法で分解
再利用されていったり・・・
逆CTOって感じかな?

ま: つまり製品として供給する際は
注文に応じて部品を組みたてて出荷するのがCTO
逆CTOって回収した商品を
最も環境にやさしいカタチを考えて
製品を部品化していくってっ事ですね

あ: 商品を購入する際にも
そうした環境に関する情報が
部品毎にも掲載されたり・ ・ ・
自社の流通システムの構築を考えた場合
多数の取引先との協力関係も必要なんだけど
それが供給としての流れ
それから回収時の流れ
双方向の流通システムが
求められている中で
環境負荷低減の取組みを積極的に展開しているリコーさんが
新しい供給システムを構築することは
とても注目だよ!
勿論このCTOがPC業界以外で活用されるかどうか?
注目されているんだけど
環境問題に積極的に取り組んでいる企業にとって
リコーさんがCTO拠点を海外で持つ意味って
非常に大きいと思う

ま: これから他業界でも
同じようにCTOを取り入れる事例が増えてくるでしょうね

あ: そうなるか?どうか・・・
他社の良い部分を取りいれる際
今自分の強みをどうにかして融合させて
新しい価値を生みだすような流通システムを考えないと!
単なる真似じゃ 差別化にもならない時代でしょ!
そういう意味でも今回のリコーさんの取組みに
注目しておくべきだよ!
ティッピング的な要素でみてもね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:07| 流通