<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2001年07月04日

【流通】ここ(受注)からビジネスが始まる

――キューピー 情報物流本部に受注業務を統合――

あ: さっ! 今日のお昼は何を食べよっかな?

ま: そうですねぇ〜
うどんでも行きますか?

あ: カレーにしよう
カレーに!

ま: 全然人の意見聞いてないじゃないですか?
始めから決まってるんなら
人に聞かないで下さいよ!

あ: まぁまぁ 
いいじゃないの
カレー嫌い?

ま: いえいえ
大好きですけど・・・

(いつものカレー屋さんに行く二人・・・)

あ: 相変らず混んでるね
注文もなかなか聞いてくれないね

ま: 確かに・・・
注文を来てくれてからはすぐでてくるのにね・・・ 

 

 
『キューピー 情報物流本部に受注業務を統合』

キユーピーは7月からマヨネーズなどの家庭用、業務用商品の受注体制を情報物流本部に統合することで受注業務の一元化をはかりオンライン化を進める。 
今まで東西2カ所の受注センターなどで行っていた受注業務を一本化することで、SCM体制の整備を急ぐ。 
同社は2001年度から第3次中期経営計画をスタートしており、この計画推進の一環として受注体制の効率化を図る。
また、これまでにもファイネットなどVAN会社を通じたオンライン受注の仕組みを構築しており、家庭用商品、業務用商品を合わせたオンライン受注率はすでに40%になっている。 
 


あ: 確かにこの店のカレーは美味しい!
ちょっと店主の感じがよくないけどね

ま: でも注文してから
素早い対応してくれるんで・・・
僕は結構好きです!

あ: よく「業務の効率化」って言われるけど
この達成ワードである「効率化」によって
お客さんに対しても
どんなメリットを提供できるのか?
大切な事なんじゃないかな

ま: そうですよね
いくら早くカレーが出てきたとしても
全然美味しくなかったり
対応が悪ければ
また来たいと思わないですから
結局お客さんが離れてしまいます

あ: 受注が減っては
せっかくの業務効率化も
効果が薄れてしまうよね
ビジネス = 商売と考えた場合
どれだけ受注できるか?
ビジネスプロセスの中でも
最も重要な機能なんじゃないかな?

ま: 業務の「効率化」を考えるのに
受注に関する生産性も考えないといけませんよね
EDI Web受注もいろいろ進んでいます

あ: 一度契約を交わしたりして
継続的な取引きの中で
毎回行われる受注業務に対しては
フォーマット化を行ったり自動化するなど
ある程度の効果があると思うけど
毎回内容が定まらないとか
相手が違うという条件では
なかなか難しいよね
ネット上での受注業務に
そうした概念をそのまま取り入れるが故に
うまくいかないケースもあるようだから。。。

ま: どれだけ素晴らしいSCMを構築できても
オーダーが「ゼロ」だったら。。。
全く機能しないですから
意味ありませんもんね

あ: 定例的な受注
新規顧客の受注
様々な機能があるけど
ビジネスの入り口としての受注について
internetを利用する しない 関係なく
達成ワードを「効率化」だけに設定してはいけないと思う

ま: 回数を増やすのか? 量を増やすのか?
特定の人に継続的に取引きをしてもらうのか?
それぞれ目標が違うでしょうからね

あ: SCM的にも受注の段階から構築していかないとね!
供給システムとして考えるだけじゃなく
いかに顧客の要望(オーダー)を
無駄なく吸い上げる事ができるのか?
大切なポイントだよ!

ま: そういう意味でも  
これからいわゆる「営業活動」という機能についても
定義が変わっていくかもしれませんね

あ: Web上に入力フォームをつくって
オーダーを入れてもらうのを
待つのがいいのか?
Human to humanの関係を重視すべきなのか?
全てが同じ方法でいいって事はない訳だし。。。
省力化だけが一つの答えじゃない!
この受注という部分の最適化が
これから進んでいくんじゃないかな?

ま: 業種 業態毎に
Webといった新しい技術と
従来の方法の良い部分を上手くMIXさせてねっ!

あ: それはそうと、受注もいいけど
発注はしたの?

ま: あっ!!忘れてた・・・

(2人、カレーを食べずに昼休みが終わる)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:57| 流通