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2001年08月23日

【流通】オープン価格 → クローズ価格に?

――日本IBM イーベイでPCをオークション――

ま: ん〜  
難しい・・・

あ: 何真剣に悩んでるの?
悩み事?
相談のるよ

ま: 実は・・・
今週のtoto難しくて・・・

あ: ・・・・・・・・
totoなら任してよ!!
連戦 連勝のこの僕に!!!

ま: えっ! マジですか? 連勝って・・・

あ: 任せなさい!! でも3等ばかりだけど・・・

ま: なーんだ! まだ高額当ててないんだ!
まー それにしても当てる事自体
誉めてあげましょう!

あ: 「あ:」さんの週間toto予想でもやっちゃおうかな!

ま: このNEWS52で新しいサービスとして?
新しいサービスといえば・・・

「日本IBM イーベイでPCをオークション」

日本IBMとイーベイジャパンは、イーベイジャパンが運営するオークションサイトで、日本IBMのPCをオークション販売する「IBM公認オークション(IBM Authorized Auction)」を
開始する。
日本IBMでは、自社のインターネット販売サイト「ibm.com」でPCの通常販売を行なっている。
今回出品するPCは、発売後ある程度の期間が経ったモデルや在庫希少品などが主な対象。
イーベイのオークションサイトでPCメーカーが継続的に出品するのは初めて。
今後は、PC以外の製品についてもオークションへの出品を検討している。
 


あ: メーカー自らがオークションとは・・・

ま: 新しい販売チャネルとして
活用するようです

あ: ふーん・・・
これからオークションって
いろんな使われ方がされていくんだろうね・・・

ではっ! byeーbye!

ま: はいっ! 有り難うございました―――

・・・って もう終わりですか!

あ: 冗談 冗談!
でも、この一言に尽きるかも・・・

ま: 日本IBMの場合
自社のサイトでもPCを販売してますけど
扱う商品もちゃん差別しているようです!

あ: 技術革新による新製品登場のサイクルスピードが
依然早いPC業界において
今回はこうした時間軸とあまり関係のない商品に関する
販売チャネルの開発だね

ま: 最近 メーカーの在庫品を専門に扱うサイトが
注目を集めていましたよね
ディスカウントによるブランド価値への影響や
価格戦略上 メーカーとしては
非常に難しい面があると思いますけど・・・

あ: C to Cのオークション市場による
消費スタイルの変化について  
以前にも話をしたと思うけど
メーカーにとって
製造時に予定していた価値と
販売時における価値の違いが生じる事により
こうした販売チャネルによる対応が必要になってくる

ま: つまり造った時に設定していた価格では
販売できなくなった商品の販売方法を
考えないといけないって事ですよね
でも。。。
SCMによってそうした差異というのも
大分少なくなったと思われますが・・・

あ: ゼロって訳にはいかないでしょ
完全受注生産でないと・・・ねぇ

ま: でも。。。
オークションというチャネルという事は
価格が流動的ですよね
メーカーとしてのブランド価値を考えても
難しい面があるんじゃないでしょうか・・・

あ: 確かに今日紹介した事例は
メーカー自らオークション市場への出品という
新しいケースだと思う
今後、PC以外の商品についても
検討していくそうだし・・・
オークションにより
市場調査としての機能も果たすという意味では
全ての商品における
販売スタイルに変化が起きるかもしれない!

ま: 販売スタイルに変化?

あ: 例えばメーカー希望小売価格でなく
「消費者購入希望価格」による価値交換とか!

ま: 消費者購入希望価格?
消費者の方が購入する商品の価値を判断して
「○○円で買います」って言う感じですね
でも、これって・・・
オークションと同じじゃないですか?

あ: 以前紹介したDCAの概念を取り入れて
価格がクローズにしちゃうとか・・・ 
特にPCって
CPUやハードのスペックによって
比較的その価値を計りやすいでしょ!

ま: まさに定価ではなく
個人の価値観 = 「個人価」による
価値交換が促進されるかも?

あ: 価値交換と言っても
商品の属性やシチュエーションによって
そのプロセスは様々!
これから新しい販売チャネルとしての
オークション方式の利用が
いろんなカタチに応用されてくると思う
単に過剰在庫品の処分や
逆に希少品の販売といった目的だけでなく
いろんな業態でオークションを応用した販売チャネルが
開発されるんじゃないかな?

ま: ネットの世界だけじゃなく
リアルの世界でも応用されたりして・・・
例えば値段が全くついてない
スーパーとか・・・
それでレジで「合計○○円なら買う」って消費者が提案して
店側がトータルで損益計算した上で
OKなら価値交換成立!とか・・・

あ: 大胆な店だねぇ・・・
でも、消費者の「個人価」が
それだけ重要になってくるって事だよ!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:53| 流通