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2001年11月06日

【流通】人間臭い流通システム

――他社の人気商品扱い拡大――

ま: 今日はこの間壊れてしまった
カメラを買いにきています!

あ: 「ま:」さんの付きそい!
僕が踏んだせいにされては困るからね

ま: そんな「あ:」さんのせいになんて
しないですよ!
人聞きの悪い・・・

あ: で、どこのメーカーのにするんだい?
いろんなカメラが揃ってるけど
いっその事デジカメにしたら?

ま: そうですねぇ
今日は下見だけにしておきます
買う時はいつも近所の電気店で買うので・・・

あ: 近所の電気店???
家電量販店でなくって??
品揃えは豊富?

『他社の人気商品扱い拡大』

群馬県高崎市の正統派ソニーの系列店「サウンド・エコー」は年商の2億円のうちの4割が他社製品の売上。
エアコンなどの白物家電や他社のAV機器を取り寄せて販売する。最近ではインターネットで地元客やメーカーと深くつながることにより商品の在庫確認や発注をすばやく行なう「デジタル系列店」が増えている。
 


ま: 僕の行き付けの電気店は
何でも取り寄せてくれるんですよ!

あ: 最近の街の電気店さんも
変化してきたね!

ま: 消費者はそこに行けば
他のメーカーの人気商品なども
手に入れられる
系列店っぽくないんですよねぇ・・・

あ: でもこの動きって
流通網に大きな変化を与えるんじゃないかな?

ま: そんなオーバーな・・・

あ: 今までメーカーは
自社商品を流通させる代理店としての機能を
いわゆる街の電気店に求めていた

でも今回紹介したような事例が本格化するとなると・・・
家電量販店と同じような
機能を持つことができるようになる!

もちろん 品揃えで言えば・・・
単純に比較はできないかもしれないけどね

ま: 商品の流通の変化はもちろん
商品ラインナップの変化に伴ない
店の販売員にも変化が
あるんじゃないんですか?

量販店の販売員並に
知識も必要でしょうし

あ: それはどうかな?
確かに商品に関する知識については
取扱うメーカーも増える訳だし
しかもこれだけ技術革新のスピードも速い時代だから
常に新しい商品知識を吸収する必要はあると思う

ただ、街の電気店としては
家電量販店とどんな部分で差別化を図るべきなのか?
考えないといけないんじゃないかな

ま: よ――く考えると・・・
果たす機能は同じなんですよね?

あ: 確かに機能は同じかもしれない
でも量販店の店員さんのように
あるカテゴリーのスペシャリストにはならなくても
いいかもしれない

それより大事なのは
地域ごとのソリューション提案が
できるってことだよ!

ま: 地域ごとのソリューション?

あ: 「ま:」さん小さい頃から行きつけの
お医者さんや散髪屋さんってない?

ま: ありますけど・・・

あ: でしょ
街の電気店の人も
消費者個人の情報をたくさん知ってる
場合ってあるよね
今、この人がどんな提案を期待しているのか?
その人の事を本当に理解した上で
必要な商品、ぴったりと会う商品を提案できるかもしれない

例えばデジタル家電に興味を持ったお客さんに対して
オーバースペックな提案なんてしないかも!

つまりコミュニケーション力を
重視した提案が可能なんだよ!


ま: 信頼感みたいなもんですね
僕が散髪屋で適当にっていったら
いつもの髪型にしてくれるような

あ: この人に合うのはこれ!って感じでね
プロシューマー化も必要かもしれないけど
消費者のライフスタイルを真剣に考えて
最も適したチョイスをしてくれる!
これからはこういった
人間関係的 流通が重視される時代なのかもしれない

ま: 何か人間臭い流通システムですね

あ: そういう時代になるのかなぁ・・・・

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:53| 流通