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2001年11月14日

【流通】人間は反応型生物!

宅急便の受取人が配達日時をメール指定――

ま: ブルブル。。。ブルブル。。。
しかし最近めっきり寒くなりました

あ: そうだね
朝なんて吐く息が
白くなってきたよ

ま: もうすぐ本格的に冬到来です   
温泉やスキー!
楽しみな季節ですよ

あ: 食べ物もおいしいし
カニなんて最高!

ま: そういえば友達が
カニを送ってくれるって
言ってましたよ

あ: いいねぇ
じゃ「ま:」さん家で
鍋パーティだね

ま: そうしましょう
いつ頃にします?
日にちと時間を決めて
新鮮な状態で食べましょうよ

『宅急便の受取人が配達日時をメール指定』

ヤマト運輸は来年2月から「宅急便」の受取人が電子メールを使って配達日時を指定できる新サービスを始める。
新サービスでは、送り主がPCや携帯端末を使用し、インターネットでヤマト運輸のHPにアクセス。受取人のPCや携帯端末に「発送通知メール」を送り、受取人が配送日時を確認。都合が悪ければ希望する日時を打ち込み配達日の朝6時までに返信する。
 


あ: 受け取る側にとっては
便利なサービスの登場だね

贈答、中元、クリスマスなど
送る側、受け取る側のニーズの
アンマッチっていうのは
あるんだろうけど時間的部分では
アンマッチが少なくなるだろうね

ま: 送り主が指定した時間に
急に都合が悪くなったりした場合
日時を変更できるわけですから

配達側にしても再配達のコストや
生産性の向上にも繋がるでしょうし

あ: プル型市場にもサービスという部分
においての選択肢がどんどん消費者
によって決めれるようになってきてる

ま: 選択肢が増えるってことは
いいですよね!
自分で選べるわけですから

あ: そうかなぁ
一概に選択肢が増えることが
いいこととは限らないんじゃない?

自分で決められる=自分で決めないといけない
ってことでしょ
これもまんざら楽じゃない時ってあるよね

ま: 何時でもいいのに
日にちや時間指定をしなけばならないと
考えたり連絡したりするのって・・・   

あ: プル型の流通といっても
ゼロからすべて消費者から要望が
湧き上がってくる訳じゃないし

全てゼロから自分で考えてとなると
楽ではないでしょ

ま: そう考えると選択肢が増えるって
いいことだけじゃないような

あ: つまり、消費者に全てを
任せるというだけじゃなく
いい選択をしてもらえるような
情報発信の提案が必要ってこと!

そしてそういった情報を
消費者が選択肢を選びやすいような
形で投げかけてあげることに
これから価値が高まっていくんじゃないかな

ま: 宅配業者の場合
○時頃と△時頃であれば
商品到着の誤差が10分以内で行けますよ!
とか、○時頃だとちょうど夕飯のご準備中では?
△時頃でも行けますよみたいな感じですね

あ: 人間は反応型生物だからね
何か情報の提供があって
その中で欲とか意見が出しやすい

家電なんか選ぶ時でも
これだ!と決めている人以外は
新しい機種や第一候補と
他のメーカーを比較したり
店員が与えてくれる選択肢をアドバイスとして
情報収集したり・・・

ま: ヤマト運輸の場合も
いろいろ考えているでしょうね

配達時間の変更なしに受取側が
商品を受けとった場合
受取側にキャッシュバックがあったり・・・

あ: サービスを提供する側が
消費者に1情報を発信すると
消費者が10の選択肢が得られるような
そんな消費者のニーズを満たすための
取組みがますます重要視されるだろうね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:46| 流通