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2001年11月15日

【流通】競争優位としての「教育」

病院のサービス格付け――

ま: ハァ ハァ ハクション!!!
(鼻水も飛び出す・・・)
ズルッ ズルッ

あ: 派手に風邪引いたね
こっちまで鼻水が飛んできたよ!
ぴょーんって

ま: すみません・・・
昨日から急にひどくなっちゃて

あ: 病院には行ったの?
早く行った方がいいよ!
それ以上ひどくなる前に

ま: それもそうなんですが
どこの病院がいいですかねぇ
ここ最近あまり行った事が
なかったもんですから

あ: じゃ僕が知ってる
親切な病院を教えてあげるよ!

ま: 頼みます。。。ズル ズル

『病院のサービス格付け』

医療関連サービスのセルフケア・ニュースは、製薬会社や病院などを
対象にした「健康ナビPRO」を発刊する。患者アンケートを元にして病院のCS(顧客満足度)ランキングを作成し一部8000円で製薬会社や病院、健康保険担当者、生命保険会社などへ直販する。同書はインターネットを使ったアンケートを元にした「ダイエットサプリベスト100」と「大病院通信簿」で構成されている。
 


ま: サービスに格付けですって!
ムーディースや帝国データバンク
の格付けとは違いますね!

あ: 社債に対するものではなく
サービスに対しての格付けだからね
消費者の満足度という
これまた曖昧な評価による影響が大きい部分!

ま: 無形のサービスですからね・・・
評価方法って難しいでしょうね
でもサービスって?
改めて考えると何なんでしょう?

あ: サービスって形なき無償って
イメージする人も少なくないかも。。。
でもサービスって一言でいっても複雑だよ
商品を買う時だって接客や情報提供など
気づかない部分で商品と一緒にサービスを含めた
価値交換をしている

ま: サービスにもちゃんと価値が
発生してるんですよね
消費者にとっては経験値的な価値とでも
言うべきでしょうか・・・

あ: 消費者にとってよ――く見える部分って事!!
それ故にサービスに対する格付けが進んでいくと
どうなっていくんだろうね・・・

ま: 消費者から見たサービスに対する評価による
勝ち組みと負け組みが出てきたり・・・

あ: サービスという消費者の声をはっきり
評価にしやすい市場に関しては
大きな影響があるだろうね

ま: ひょっとしたら格付けが
地域や個人といったレベルにまで
細分化されることもあるかもしれませんよ・・・

この付近で一番接客マナーのいい店は?とか
ここの販売員さんは丁寧だとか・・・

自分達の「サービス」によって与えている価値を
ユーザーの声を基準に見直さないと
いけない時代なんですかね?
数字として表れにくい面かもしれませんが。。。

あ: それに大切なのは
サービスレベルを高める努力もそうだけど
そうした目に見えないサービス価値を
どう維持する
かって事!

ま: 無形のものの価値をどういう風に維持
すればいいんでしょう?

あ: パートやアルバイトの雇用比率が
高まっている現在で
大切なのは「教育」なんじゃないかな

ま: 教育ですか? ズルッ ズルッ

あ: 正社員、パート・アルバイト、そして人材派遣といった
いろんな雇用形態がある中で
モノ作りによる評価方法とは違う
サービスレベルに対する教育こそ
企業の優劣をハッキリさせることになる!

個人の力だけに任せるのでなく
かといってマニュアルっぽくなく
変化に対応しながら
受け継げるような教育が大事じゃないかな
ディズニーリゾートのようにね・・・

ま: 受け継げる!ですか
じゃ「あ;」さん
この風邪受け継いでください
賢くなりますよ!ズルッ

あ: ズルッ・・・・・

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:45| 流通