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2001年12月04日

【流通】知的価値を相乗効果で高める!

――トヨタ、マンションを首都圏で建設――

ま: 「あ:」さん!
見てくださいよ
このマンション!

あ: どうしたんだい?
そんなに慌てて・・・

ま: むちゃくちゃ安いんですよ
3LDKですよ
それでこの値段

あ: ちゃんと下の説明読んだ?

ま: いいえ、まだですけど・・・

あ: キッチン、バス、など
何もついてません
自分で後付けしてください
って書いてあるでしょ

ま: なんだ・・・
じゃ空っぽってことですね

あ: そういえばこんなマンションができるよ
見に行ってみれば
 

『トヨタ、マンションを首都圏で建設』

トヨタ自動車は、分譲マンション事業で首都圏に進出すると発表した。建設するマンションの名称は「セルシオヒルズすずかけ台」。販売は、首都圏で実績のある野村不動産に委託する。総事業費の7割をトヨタが、3割を野村不動産が負担する。
 


ま: TOYOTAが高級車のセルシオブランドを
使ってマンションを!
なんか高級そう・・・

あ: エレガントで。。。静寂で。。。
質感も最高で!!
そう言えば有名ホテルと高級ブランドが
   提携って話もあったよね
家具やデザインなどを
すべてをブランド品にして・・・

ま: ひょっとしたら今回もマンションだけに
とどまらないかもしれませんよ!
セルシオスーツとか・・・

あ: △※○※?▲・・・

ま: でも今回紹介した事例では
「商品」ブランドとしての価値を
他の分野へと上手く展開していますよね
名前だけ聞いても
イメージし易いっていうか・・・
期待値も高いです!

あ: イメージし易いって言うのが大切だよね
消費者の頭の中に埋め込まれた商品名に対するイメージに
ググッ!と入り込んでいって
実際に姿・カタチに展開されていく・・・

ま: 自社の製品に他ブランドを取り入れた例もありますが。。。
例えばパナソニックのデジカメがライカのレンズを・・・
ソニーはカール・ツァイス!
そうそう!
トヨタもCOHCH ウィンダム!

あ: 高級などのイメージ=知的資産を
業態を超えた横軸で展開させている

横軸でのブランド展開が
これからもっと出てくるんじゃないかな?

ま: 展開方法も慎重に考えないといけませんよね

既存のブランドにまで影響する
リスクもありますから

あ: SONYはパソコンはバイオ
でもゲーム機はPSでしょ!

ま: どちらかに統い一していたら・・・
今頃どうなっていたんでしょうか・・・???

同じブランドで他業態へ展開する時には
その裏付けとなる品質が
なんといっても重要なんですね!!

あ: 互いに相乗効果を持たすことも大事だよ

既存ブランドの知的価値を
他のカテゴリーで利用するという発想ではなく
展開したカテゴリーにおけるブランド価値が
 既存のブランドを更に高揚するように・・・
相乗効果を出せるかが重要なんじゃない?

知的価値を消費するんじゃなくて
高めないとね!

ま: 「セルシオといえば高級」から
「高級なモノといえばセルシオ」って感じになれば・・・

さぁセルシオヒルズを見に行きましょう

あ: 「ま:」さんはさっきのマンションがいいよ!
だってこのマンション名「ま:ヒルズ」だって

ま: 僕の名前と同じ
マンションじゃないですか!

あ: そうだね
中身も一緒かもね
空っぽってところが・・・

ま: 。。。。。。。。。。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:51| 流通