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2002年03月06日

【流通】流通への対価意識の浸透!

――ロケ地から「生」で臨場感・テレビ通販のショップチャンネル――

: う〜ん おいしそう!
あの食べっぷりがそう思わせるのかな?

あ: なんのTVを見てるんだい?
おっ 「食いしん坊ばんざい」じゃない

ま: これ昔のビデオなんですけどね
ビデオでもロケ地からの「生」の
臨場感が伝わってきますよ

あ: やっぱ「生」の感覚を
伝えるだけでこんなにも
見てる側に伝わってくるものがあるんだね

ま: もうよだれが止まりませんよ。。。

あ: そういえば通販でも「生」の臨場感を
テレビ通販でしようとしている記事を
見かけたよ・・・どこだったっけ???

あっ これこれ!

『ロケ地から「生」で臨場感・テレビ通販のショップチャンネル』

24時間放送のテレビ通販専門チャンネルを運営するジュピター・ショップチャンネルは今期の販売強化策を決めた。3月末に自社スタジオとロケ地を結ぶ新形式の生放送通販番組を始めるほか、次期CS(通信衛星)放送での同時放送やインターネット通販の本格展開に乗り出す。

ま: スタジオとロケ地をリアルタイムで結ぶ
テレビショッピングですか!
スタジオを飛び出して
実際に使用している具体的な状況が
見れるって事ですね

あ: 自分の注文した商品が
手に届くまでの流通段階において
そのスタート地点がリアルタイムで確認できるように
なるって事じゃない?

ま: ????
スタート地点の確認ですか?

あ: 野菜とか生鮮食品を販売する場合・・・
僕が注文した大根が収穫されて

ま: 例えば。。。きゅうりにしましょうか!

あ: きゅ、きゅうりね!
そのきゅうりを販売するにしても
摘み取る瞬間が「生」で放送され
電話、Webでリアルタイムで発注!
そのままの状態でユーザーの手元に発送される!

その場で梱包され
TVで見たのと同じ位置に
土がついてました!なんてね!。。。

ま: きゅうりは土つきませんよ・・・

あ: 。。。。。。。。。。。

最近、食品の流通経路に対する信頼や
安心といった消費者心理が
非常に敏感になってきるでしょ

ま: 以前にも話したと思うけど
流通システム自体に対する
ある種ブランド的価値を
感じ始めるようになってきているですかね?
「ユニクロ」の野菜販売進出にも
そうした考えが。。。

あ: 今まで消費者にとって  
商品を手にするまでの流通に対する価値提供は
ある意味無意識的に行われてきたけど
これからは価値意識が
商品自体としてだけでなく
流通への対価意識が浸透し出すかもしれない。。。

ま: 流通への対価。。。???

あ: 消費者の購買時点では
商品価格として認知しているでしょ
○○は10,000円ってね!

ま: そりゃそうですよ
そのままですよ!

あ: この10,000円のうち
一体いくらが商品自体の価格なのか?
そして手元に届くまでの対価は?。。。ってね

同じカバンでも有名ブランド品には
高価なものでも購入するでしょ
それってそのカバンのブランド料を払ってるんでしょ

ま: もちろん、「ブランド」化される裏付け
例えば品質、製法があるからでしょうけど。。。

あ: そうした製法だとか品質
つまりMakerが提供する価値を
「正確」に届けるプレーヤーが必要とされている。。。
商品自体を正確に届ける
商品に関する情報、例えば製法や品質etc。。。を
いかに消費者に対して伝えて行く事ができて
「信じてもらえる」事ができるかでしょ

ま: その一つの方法として
今回事例で紹介した方法もあるんですね。。。

あ: 結果として
今までよりも購入価格が高くなるモノもあったり。。。

ま: それでも食品の場合だと
安全と信頼の流通システムを
求める人は購入するでしょう。。。

エンゲル係数が上昇しますね。。。!

あ: 田舎の道端で置き売りしている100円野菜。。。
近所の○○さんが毎日水をやり
精魂込めて育てている姿を想像して
野菜を買っている近所の人は
実は超信頼できる流通システムを
利用しているのかもしれないね!

ま: でも。。。ホントに想像した通りに育ててくれてるのか・・・?
正確な情報を伝えるプレーヤーに
価値があるのがわかります。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:25| 流通