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2002年06月19日

【流通】そのスタイルが唯一の手段ですか?

――独ベルテルスマン、日本で本を値引き通販――

ま: 「あ:」さん また本を買うんですか?
毎日毎日。。。

あ: 今だけだよ 毎日なんて
なんせ W杯期間中は毎日発売なんだから!

ま: よく飽きませんね 毎日って。。。

あ: 内容が違うの!!!
でも 特によく売れてそうなのが
やはり日本戦の日だね
他は、、、ちょっと売れ残ってる日も、、、

ま: そりゃぁ そうでしょ
でも それで同じ値段なんですね

あ: んっ???
確かに、、、当たり前と思ってるところがあるけど
これからちょっと変わるかな?

ま: 変わる???   

独ベルテルスマン、日本で本を値引き通販

独最大の総合メディア企業、ベルテルスマンは2003年初めにも日本で書籍の値引き販売を始める。通常、書店で販売する書籍は出版社、取次会社との間で再販売価格維持契約 (再販契約)を結んでいるため、定価販売が義務付けられている。ベルテルスマンは、国内出版社などと合弁会社を設立。 角川書店やソニー・マガジンズなど約100社から自由に価格設定できる形で独自に仕入れ、 カタログやインターネットによる通信販売で定価の3-5割引きで売る。 書籍の本格的な値引き販売は国内で初めて。  

ま: 書籍も価格競争のはじまりでしょうか?
既存の流通構造を新しい視点で
進化させようっていうことでしょ
従来の慣習を打破する「黒船」的存在に?

あ: 書籍流通におては
他にも直販スタイルにも注目が集まっている
自費出版とかもね

書籍市場自体も低迷していると言われてるし
消費者にとってメリットあるカタチに
流通構造自体も変化していくと思う

ま: でも各店で価格がバラバラになる・・・ってどういう状態?
やはり価格競争が始まるんでしょうね
そうなると。。。もっと本を買い求めやすくなります!
みんな もっと本に接する機会が増えそうですね

あ: 本としての媒体にこだわる必要もないかもね
今じゃ PDAやメール、PCなどを利用した
   電子書籍が登場してるでしょ

ま: でもそれって、、、
シチュエーションによって使い勝手が異なりますよ
まだまだ電車の中でも本を読んでる人が大半です

あ: 本を一つの手段として考えてもいいんじゃない?
消費者が本を手に入れることによって
得られる価値って
その内容を読む事でしょ
だから。。。
手段が違ってもいいんじゃない?
メールであろうと、、、 友人に教えてもらうとか。。。
本自体のハード的価値もさる事ながら
その内容自身の流通方法が
これからいろんなカタチで登場してきてもいいと思う

例えば本という媒体を購入すれば
専用サイトで同じ内容を無料で見れるとかね

ま: 要するに内容なんですね
流通しているのが!

あ: 書籍をはじめ 他の業界も同じように。。。
今 消費者に価値を提供しているスタイルが
唯一の手段なのか? 他の手段でも
同じ、あるいは相応の価値を提供できるのか?
インターネットの登場によって
今まで価値があると思われてきたスタイルが
見直される可能性もあるって事!
そういうビジネスモデル自体の転換期なんだろうね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:16| 流通