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2003年01月29日

【流通】回収プラットフォーム

——NEC、自社製品のリサイクル業務開始——


  ま: 何それ!「あ:」さん   
どこか旅行でも行くんですか?
大きなカバンなんか持っちゃって

あ: そうだといいんだけど・・・
実は中身は・・・

ま: あっ! これ牛乳パックじゃないですか!
どうするんですよ〜
こんなに持ってきて!

あ: これ、そこのスーパーへ持っていこうと思ってね・・・

ま: 家から持ってきたんですか?
この量!!

あ: そうなんだよ  
もうそろそろどこかに持っていかないと——って思ってたから

ま: あそこの小売店、回収ボックスありましたっけ?

あ: おいおい 不安にさせないでよ
確かあったハズだよ・・・

ま: じゃなきゃ又家に持って帰らないと・・・

あ: 勘弁してよ
結構大変なんだから
回収してくれりゃぁいいのになぁ・・・
『NEC、自社製品のリサイクル業務開始』

NECは 同社製の使用済みパソコンのリサイクル業務を開始した。中古品を扱う販売店がユーザーから買い取り、又は下取りした同社製パソコンを委託を受けて再生す る。パソコンの再生委託業務契約を結んだ販売店から委託された同社製パソコンを、NECカスタムポートがHDDのデータ消去も行い、出荷検査と動作確認テ ストも行う。販売店の要望によってはソフトをインストールも行う。再生して販売するパソコンには、6カ月のメーカー保証を添付する。


ま: メーカーが直接回収業務を行うんですね

あ: パソコンの回収から再生、再生産後の販売
まさにこれってリサイクルシステム!
単なるリユース、リサイクルシステムではなくて・・・
価値存続、継承システムとして・・・

ま: メーカーとしても
新しいモノを作る、販売するという機能に
売った後のモノの価値の連鎖ですね

あ: 販売行為が完了した後にも
価値の交換が行われるって事なんじゃないかな

ま: 例えば買い換え時の下取りって
残存価値との交換ですもんね

あ: それに
中古品、2次流通市場へのマネジメント機能も必要になってきてるでしょ
中古市場におけるブランド価値もマネジメントする時代かも

ま: 環境面でのリサイクル
そして中古品のブランド管理・・・

あ: 通常、買い換えを前提とした下取りによる回収は行われているが。。。
回収だけでもサービスを受けることが出来る!サービスって
ユーザーには助かるよね
それに中古品でもメーカー保証を受けれるというのって
メリットあるんじゃないのかな?

ま: そうですよね
中古品を購入する時って
やはり品質での心配事がまず出てきますから・・・
まぁこのあたりは買う側の
品定めのノウハウにもなるんですけど・・・
でもパソコンの機能は日々向上! これからも・・・

あ: ある程度のスペックとなれば
使いこなせる人が逆に少なくなってきてるかも!?
ブロードバンド化、そしてハイスペック化の勢いが
ユーザーの活用スキルの進歩を越えたスピードなのかもしれない
僕も家のパソコン、100%の性能を活用に至らず・・・

ま: だってパソコンが一気に普及した時って
メールだけ!って人が多かったような・・・

あ: 数%しか活用されていないから
グリッドコンピューティングという発想も出てくるだろうね・・・

ま: それにしても
回収されたパソコンが
再びパソコンとして販売されるのって
消費者にしてみると
リサイクルが具体的にイメージし易いですね
ペットボトルがエプロンになったりと
姿が変わってしまうと・・・なんだかねぇ

あ: こうした消費者宅への回収プラットフォームって
配送のプラットフォーム同様
価値交換流通を作り上げていく事が必要とされ始めてる

リサイクル店やオークションへの出品など
中古品の流通市場を支えていく上で
中古品の回収=調達としてもね!

ま: パソコン以外にも
回収プラットフォームとしていろんな応用方法も
あるかもしれませんね
先日紹介したサービスとのドッキングだとか・・・

あ: 単なる回収という仕組みだけじゃなく
そこから新しい価値交換市場への転用として
又、消費財の価値継続・・・メンテナンスサービスとか・・・
いろいろ可能性があるんじゃないかな?
それがメーカーであり小売業であってもいいわけで・・・

自宅までのプラットフォームが
いろいろ登場する中
自宅からのプラットフォームも
いよいよ活用が始まってきそうだね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:03| 流通