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2003年02月18日

【流通】デジタル商品とアナログのいいとこ

――着メロをカードでプレゼント――


 
『着メロをカードでプレゼント』
 
モバイルファクトリーは、i-mode・EZweb・J-SKYに対応した着信メロディをダウンロードする権利のついたカード「メロプレ」の販売を開始する。
「メロプレ」とは、着信メロディの著作権費用、カード印刷費が含まれている着信メロディプレゼントカード。
カードを受け取ったエンドユーザーは、携帯電話から専用サイトにアクセスし、カードに印字されたIDを入力すればダウンロードが可能となる。

 

ま: 着メロのダウンロードって
   最近結構やってしまうんですよねぇ
   
あ: それが結構使うこともなかったりするっていうのにね
   マナーモードで・・・

ま: 気に入った着メロを見つけちゃうと
   誰かに聞いて欲しくなりません?

あ: そっかなぁ・・・????

ま: なりますよ〜
   「これ! どう?」ってね
   添付ファイルにして・・・

あ: ちょっと待って!   
   それって・・・

ま: はい 著作権フリーのヤツですから
   ご安心を・・・

あ: なるほどね
   こうしたダウンロードによる
   コンテンツ商品の売買って
   手軽だから故に課題も多いからね

ま: それに買い物と言っても
   自分用、そして当然、贈答用もあるわけでしょ
   中元、歳暮などのネット利用も
   徐々に増えつつあるようですし・・・

あ: それは一つのサービスとして
   贈り先のデータベースサービスなどもあるんでしょ
   アナログではできない付加価値サービスがないと
   なかなか単純にネットへの移行って難しい

   着メロにしても
   ダウンロードに必要なパスワードの配布方法として
   アナログ的なカードの利用って
   制作者の権利を守れる
   一つのビジネスモデルなんだよ

ま: パスワードが書かれたカードを手に入れる事で
   有料コンテンツのダウンロードが可能ってわけか!
   デジタル、アナログ双方を利用したサービスですね
   
あ: 第三者へコンテンツ利用を促進させる
   プラットフォームとして
   他にも応用されてくるかもしれないね
   CDやDVDの購入、知人との貸し借りの時に
   同封のカードのパスワードを入力しないと
   一部の曲が聴けなくなるとか・・・・
   
ま: コピー防止のCDも出始めてますし・・・
   いろいろ試行錯誤ですね

あ: デジタル化される商品の楽しみ方として
   ダウンロードという方法が非常に便利で
   手っ取り早い方法なんだけど
   その楽しみ方自体も
   既存のパッケージ商品とは異なるものになってくるかもしれない
   例えば着メロ一曲○○円でずっと利用できるというよりも
   何回再生で自動消滅!ってなったり・・・

ま: そんな事できるんですか?
   そうなっちゃうと又購入しなくちゃ・・・

あ: もちろん、人に貸す場合にもカウントされ
   可能再生回数が減っていく・・・
   流れとして今のパッケージ化された商品を購入するという価値交換は
   逆にもっと高額なものになってくるのかもしれないね・・・   

ま: まぁ1回につきいくら?っていうカウントの仕方からすると
   今のパッケージ化されたCDなどは永遠の権利になりますからね
   数回しか聴かないって場合だと   
   逆に回数毎の課金の方が得するかもしれませんが・・・

あ: 価値交換に対する考え方が変わらないと
   市場はできあがらないからね・・・
   この考え方、価値観が変わっていかないと

ま: そんなの簡単に変わる事ってあるんでしょうか???

あ: 例えば・・・ 水!
   今じゃぁ当たり前になってるけど
   お金を出して水を買う!なんて
   一昔前だと考えられない事だったでしょ
   まぁ勿論、水道水自体の質の問題もあるんだろうけど・・・・
   
   音楽コンテンツの楽しみ方も
   数回しか聴かない人と何度も何度も聞く人
   同じパッケージ商品を購入するとなると。。。
   購入か?レンタルか?って事になるけど
   もっと最小利用単位毎に価値交換が出来れば
   得をする場合もあるんじゃないかな?
   こうした面に対応したサービス提供方法だとか・・・
   いろいろあると思うよ

ま: やはり消費者が得をする方法を
   考え出す事に価値がありそうですね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:39| 流通