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2003年03月10日

【流通】仮想世界の流通デザイン

――国内発のアフィリエイトプログラムASPサービス開始――


 
『国内発のアフィリエイトプログラムASPサービス開始』
  
アフィリエイトプログラムASP「電脳卸」を運営するウェブシャークは、半永久的に報酬を獲得できるシステム「ライフタイムコミッションプログラム」を開始した。同プログラムは、初回の成果発生時にだけでなく、同じユーザーからの受注に対し継続的な報酬が支払われるのが特徴。米国では認知の高い仕組みではあるが、アフィリエイトプログラムASPとして国内で初めて「ライフタイムコミッションプログラム」を導入した。同プログラムの対象は、「電脳卸」のECショップ誘致で、成果報酬は月額1,000円。

  
ま:
 なんだか一見
   誰でも大もうけできそうな内容ですが・・・

あ: 「電脳卸」というネーミングも印象的
   自ら在庫などのリスクが極力少なくなるし
   比較的簡単に販売活動を始められる手法なのかもしれない

ま: 簡単に言ってしまえば
   仮想世界の卸売業ってことじゃないですか?
   制作者の商品を紹介して・・・手数料を頂く仕組みですもの

あ: 仮想世界独特の
   アフェリエイトプログラムによって
   仲介的な機能を果たす事が可能なんだけど
   このプレーヤーの機能をリアルの卸売業と
   全く同じ機能として考えるのはいかがなものか???

ま: いかがなものかって言われても・・・
   
あ: リアルの流通って
   結構地域という経済圏の影響が強いでしょ
   地方毎に有力企業が存在したり・・・
   地域毎に商業が栄えてきた歴史的背景もあって・・・

ま: 歴史・・・! 好きですよ歴史!
   昔は各地に「藩」があって
   それぞれ殿様がいて商業・工業が発達していった・・・

あ: そう! 各地で独自の経済圏が発展してきたって事だね
   まぁこれは日本独特だということみたいだけど・・・
   この歴史、背景もない仮想空間
   って言うかこれから築かれて行くんだろうけど
   実際のモノだけじゃなくてサービス
   そしてデジタル化された商品についても
   同じプログラムが働くような仕組みが開発されてくるかもしれない

   例えば「ま:」さんがWeb上に日記やコラムを書いていたとする
   そのコラムに目を付けられて・・・
   あとはその人に任せておけば
   勝手に「チャリンチャリン!」とお金が入ってくる
   「ま:」さんは今までと変わらず日記を書くだけでね!

ま: それ・・・いいです!
   早速今日から日記書きます!!
   
あ: Webの世界では
   手軽にできるが故に以外と何でも自分でやってしまう・・・
   制作者はやはり制作者なんだよね

ま: モノとデジタルコンテンツ
   そういう意味では同じなのかもしれません

あ: クリエーター と 流通のプロ 
   仮想世界でも役割分担なのかもしれない・・・

   規模による経済性が働きにくい世界だし
   アフェリエイトという仕組みには
   在庫リスクも少ない(っていうか・・・無い?)
   
   それが故に「キラーコンテンツ」をいかに入手するか?
   そして販売網が力の源泉となっていく!
   リアルにある規模の優位性が通用しにくい!

   リアルの影響をもろに受けないで済む
   全く新しい価値観を持った流通が形成されてくるし
   それによって参加者−プレーヤーの出方も変わってくる!

   例えば口コミによる情報伝達にしても
   口コミという行為自体に価値が出て商売になっちゃうかもしれない 
   「知る」事が「調達」になり
   告知することが広告というよりも営業・販売活動に!

ま: 制作者と営業・販売機能
   買い手側とを結ぶ接点役として・・・
   更にはそうした制作者の作品に合った流通をデザインできる人!
   二人三脚が必要になりそうです!

あ: 自分で全て(販売・販促)を行うのが・・・
   インターネット商店でも同じで
   本来打ち込むべき事に集中できる環境を整える
   すなわち仮想世界におけるデジタルコンテンツ流通の構築
   そしてそのデザインを描ける存在がこれから
   かなり!重要になってきそう!
   中でも後者=仮想世界の流通をデザインできるプレーヤーが
   Webの世界でもこれからますます存在価値が高まりそうだ!

ま: 今回紹介したサービスも
   一つのプレーヤーになりそうですね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:20| 流通