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2003年07月03日

【流通】blog・・・現代版和歌集

――京阪神エルマガジン社、blogツールを利用した情報発信――


 
『京阪神エルマガジン社、blogツールを利用した情報発信』

「Meets」、「エルマガジン」を発行している京阪神エルマガジン社は、
関西どっとコムにてblogツールを利用した情報発信を開始した。
Meets編集長をはじめ、ライターが雑誌で掲載できない取材秘話や、
街の最新情報などをblogを用いて、
関西どっとコムでコンテンツとして配信。
blogツールはドリコムが運用する
マイプロフィールツールを採用している。


ま: blogって・・・ 何の事ですか
   カエルかな?

あ: そりゃぁ frog。。。
   blogってもともと「Weblog」からきてて
   そこから「blog」だけが残っちゃったんだって
   思い切って簡単に言っちゃうと・・・
   Web上の日記みたいなものかな???
   個人、あるいは作家、芸能人など
   Webでその日あった出来事や取材した事などをつづっていく・・・

ま: なんだぁ 日記かぁ
   だったらぼくもblogerですよ
   毎日きちんと日記つけてまーす!

あ: ブ、blogerねぇ。。。
   まぁ 「ま:」さんがマメにつけている日記、、、
   Web上やメルマガ形式でもいいと思うよ
   一般の人が見る事ができる形式にしてみると。。。

ま: そうか、、、僕にもblogを使って情報発信できちゃうんですね   
   でも、、、 既に情報発信を行っている
   既存の雑誌編集社がどうしてblogを・・・  

あ: なんといっても早い!
   
出版のタイミングにこだわらずに情報発信できる
   情報の新鮮さが 重要なコンテンツ雑誌では
   リアルな雑誌流通のタイミングに
   Webのリアルタイムな情報発信によって・・・

ま: ちょ、ちょっと待ってください
   それじゃぁ 
   雑誌の価値って。。。
   Webによって 既存の雑誌の価値って
   下がっちゃうことはありませんか?
   
あ: そうじゃなしに補完しあう使い方をするんだよ
   Web上での更新頻度、情報の新鮮度などで
   ブランド力を高める事もできるんじゃない?
   常に期待値を持ってもらうとか・・・
   例えば次号の内容について少し触れてみるとか。。。

   既存の出版メディア、Webメディア
   現在、それぞれの機能を上手く利用していく必要があるからね

ま: どちらか一方が
   他方の領域を阻害するって考えではなくて
   互いの機能をもっと高めあうような利用方法ですね!

あ: 既存の出版メディアだけだと
   どうしても情報が一方通行だからね・・・

   blogのような日記って
   日々、積み重なっていくもの・・・
   雑誌、あるいは芸能人の公式ページ
   それに個人のホームページなどでのblogって。。。
   知人、ファンとのコミュニケーションツール
   それと自己満足・・・
   ストレス発散?・・・言いたいこと言ってやる!
   あと、作品として残していく・・・ 
   などなど、いろいろな目的がある。。。

ま: 自己満足なんて言わないでくださいよ〜
   なんだか人に言われるのはちょっと良い気分じゃないなぁ

あ: 新聞よりも簡単に
   雑誌よりも新鮮に
   手軽に情報発信が出来るblog
   有名、無名関係なく気軽にできるのがいいんだよね

ま: まぁ 書籍って 最近じゃあ個人出版サービスが
   いろいろありますけども
   やはり簡単には出版できません。。。
   でも、気兼ねなく更新できるWebでのblogって
   有名なライター、個人の垣根が少し近くなる気もします
   まぁ 内容や洞察力などは、、、プロにはかないませんが。。。

あ: 有名雑誌への投稿による著名化、、、
   例えばAという雑誌にコラムを連載されるとなると
   やはりそれが一つの実績となっていく・・・
   プロフィールなんかに「雑誌○○への連載など」ってね
   それが、、、個人のサイト「??でコラム公開中」で
   じわじわ読者を集めることによって
   著名化していく可能性もでてきそう・・・
   そうなってくると・・・
   個人の情報発信による価値観の共有が進んでいく、、、
   エリアという制約を越えた クチコミニュケーション
   流行 必要とされているニーズ アイデア 企画。。。
   商品 サービス 店舗情報などなど。。。
   
「個人」がブランド化されていく!

ま: つまり。。。 例えばマーサ・スチュアートみたいな感じで!?

あ: うーん。。。そんなもんかな?

   この人が良いって言ってるから
   一度自分も試して見よう!とか
   ここのサイトの運営者が実際に使ってるから良さそうとか・・・
   既に著名な人を起用することによって
   高い宣伝広告効果が期待されてきたけど
   
これからはWeb上で情報発信している
   「個人TIPPING POINT」が多くなってくるんじゃないかな?
   
   この「TIPPING POINT」となる個人の発掘が
   非常に意味ある事になってきそう・・・

ま: クチコミって実体が把握しにくいモノですけど
   例えば掲示板、そしてblogなど
   Web上での書き込みはデータとして残っていくモノですよね

あ: 日記も その人が過去を振り返るテキストベースの情報源!
   そこから新しい未来を見つめてみたり。。。
   POSデータとまではいかないけど
   テキストベースの貴重な情報源となってくる

ま: Webサーバーがなくなっちゃったり
   移動したり 消したりしない限り
   継続して更新していけば残っていきますからね
   
あ: データマイニング、、、そしてテキストマイニング、、、
   ここから新しい消費ニーズの発掘、あるいは流行の仕掛けとして・・・
   著名人、そして個人によるblogからの情報を活用した
   商品開発・企画が展開されてくるんじゃないかな?

ま: そう言う意味でも 個人の日記もバカには出来ませんね

あ: 一人一人が残していく文章が
   人類としての財産になってくるかもしれないね
   まるで古今和歌集「詠み人知らず」って感じで。。。

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投稿者:gotsuat 15:09| 流通