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2003年08月05日

【流通】新しい需要創出に期待!自販機流通

――JPD清水、自動販売機の設置場所情報を
     自販機メーカーに提供するサービス開始――

 

 
あ: のど乾いたな
   「ま:」さーん! ちょっと。。。

ま: はーい。 何でしょうか?

あ: 悪いけど、ジュース買ってきてくんない?

ま: そんな事で僕を利用しないでくださいよ
   ここ、4階だから面倒くさいのはわかりますけど

あ: はい。「ま:」さんの分も払うからさ

ま: 行ってきます!

あ: (切り替え早いなぁ)
   このフロアにも自販機があれば
   「ま:」さんに頼まなくてもいいのにね

ま: そうそう!    
   これは貴重な情報として
   欲しがる企業がいるはずですよ!!
   早速提供してみます

『JPD清水、
  自動販売機の設置場所情報を自販機メーカーに提供するサービス開始』

 JPD清水は、自動販売機の設置場所情報を自販機メーカーに提供するサービスを開始した。Web上で登録を受け付けた「社外リサーチャー」が、身近にある自販機設置適地情報をJPD清水に提供、JPD清水がその情報を分析し自販機会社に提供する。
 自販機メーカーは「飲料の自動販売機が欲しい」といった要望や、「空きスペースを利用したい」といった地域や職場、消費者のニーズに密着した鮮度の高い情報を得ることができるという。
 社外リサーチャーは、自動販売機の設置場所の情報を提供するだけではなく、事前に設置適地場所の所有者に商談の承諾をとるなど設置に向けた情報を自販機メーカーに提供する。設置されると社外リサーチャーに1台につき3万円の情報提供料報酬が支給される。


あ: なるほど〜
   「リサーチャー」として
   自販機の設置場所候補地を提供するんだね

ま: こうなったら
   別の階の人にも聞いて見よっかな?
   意外にも我々と同じく
   自販機設置を要望しているかもしれませんし。。。

あ: そして、いざ設置となったら
   「ま:」さんにもインセンティブ!ってわけね
   いっそのこと、そっちを本職にしたら?

ま: 冗談抜きで。。。???
   自販機を活用した流通網を構築する企業側にしてみると
   設置場所の確保
   特に需要の期待が高い地域については 
   売上げ増に直結しますから・・・

あ: そうだね
   特に日本は自販機が多いことでも知られている
   酒・ビールを除いた飲料系自販機の普及台数はなんと約250万台!
   売上金額は毎月約2億円もある!

ま: それだけ我々も利用しているって事ですよね

あ: 他にも自販機というと
   ガムやインスタント麺、タバコ、
   そして乗車券や食券なども自販機に入る

ま: 他にも新聞や雑誌、冷凍食品もありますね

あ: 自動販売機での買い物に慣れ親しんでいる我々にとって
   非常に便利な「流通網」の一つ。
   ただ、最近はいろいろ設置台数を増やすにも
   難しい面があるようだ
   ここ数年は普及台数、販売額共に微減となっているようだし・・・

ま: コンビニの普及もあるかもしれません
   一昔前って・・・コンビニの店前に
   自販機がずらーっと並んでいる光景もよく見ましたよ
   どっちで買えばいいの!?って感じで。。。

あ: コンビニでは扱えない商品を
   独自の自販機ルートで販売できる面があるからね

ま: なるほど。。。
   こういう時期だからこそ!
   設置候補場所の情報提供って価値がありそうです!
   そして場所を提供する側にとっても
   いわば資産を活用する事ができるわけですよね
   僕も自宅に置いて見よっかな・・・
   実は家族しか買わなかったりね。。。?

あ: それも良いんじゃないの???
   買いに行く手間が省けて良いかもよ

ま: じゃぁたくさんの種類の自販機を置いてみましょっか!?
   さながら自販機だけの小売店みたいに。。。

あ: 自分の消費活動目的のために
   自販機置く人は珍しいと思うけどね、、、
   
   重要なのは
   販売が期待できる条件か?どうかでしょ
   
そうした質の高い情報と
   立地情報を欲する企業とのマッチング
だからね
   ただ、今まで考えもしなかったような
   立地場所情報が飛び込んでくるかもしれない
   通常、今まで見ることのなかった設置場所だとか。。。
   これがきっかけとなって
   新しい自販機による商品流通が普及したりね

ま: それは期待したいですね
   例えば・・・
   個人宅にビールの自販機を設置して。。。
   お父さんは買いに行かなくてもOK!
   精算はお母さんが管理。。。
   「あなた! 先月ちょっと飲み過ぎ!」
   「もうちょっと飲んでよ! 小遣いから買って!?」とかね

あ: それもいいかもしれないが・・・
   新しい需要を創造しないとね
   今まで他の流通で手に入れていたのが自販機に変わるだけ!じゃなくて。。。

ま: そう言われますと・・・
   なかなか思い浮かびませんね 
   どこでも自販機があるというイメージですよ
   需要があるのに設置されていない場所を探す方が大変かも!?

あ: 一昔前とは自販機に求められる機能も
   変わってきているのかもしれない
   さっき言ったコンビニの普及もその一つとして考えないとね
   自販機だけのコンビニだって登場するくらいだし・・・
   逆に自販機だけでしか買えない商品ブランドをつくっちゃって。。。
   欲しいと思う商品は、一般の小売りでは手に入らず
   必ず自社メーカー系列の自販機を探す必要が出てくる。。。
   メーカーにとっては重要な差別化の一環になるかもね
   あとは、メーカー別の自販機流通経路を
   シャッフルしなおして。。。自販機販売専用の会社にしてしまうとか?
   メーカーに関係なくジャンル別に商品が横一線に並んだりね
   スポーツジムにはスポーツドリンク系とお茶がズラッと並んでね

ま: 時々見かけますよね
   複数のメーカーが入り交じって並んでいる自販機を。
   あれはメーカー系とは違う販売会社が行う事業なんですね

あ: 新しい需要の創造・・・
   他にも学校の教室。
   授業中に補給することで頭の回転がよくなる!
   というコンセプトの商品を並べてみるとか。。。
   自販機自体も購入時には無音!
   誰に迷惑をかけるわけでもなく
   水分が補給できる! 

ま: 受験を戦っていく人、関係者にとっては
   もしかすると興味がある人も・・・?

あ: こうやって新しい場所には
   新しい需要の創出がついてこないといけないんだよ
   ここまでを考えて設置場所情報が提供できれば・・・
   「ま:」さんも情報提供で食っていけるかもしれない

ま: 僕は自販機で食っていきますよ

あ: そう言う意味じゃなくて・・・

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投稿者:gotsuat 13:55| 流通