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2003年09月10日

【流通】回線、そして嗜好に合わせた情報発信

――バリュークリックジャパン、
     新型広告「回線別ターゲティング」発売――

 

 
 
『バリュークリックジャパン、新型広告「回線別ターゲティング」発売』

バリュークリックジャパンは、
ネットユーザーの接続回線の速度を判別して配信内容を変える新型広告
「回線別ターゲティング」を発売する。
BB通信ユーザーには容量の大きい高度な広告、
ダイヤルアップなど低速通信のユーザーには容量の小さい広告を配信する。
「回線別ターゲティング」は、同じ広告主の同一広告でも、
ネットユーザーの回線状態に応じて告知する内容を変更し配信する。
同サービスはネット上の住所であるIPアドレスのデータベースを所有する
サイバーエリアリサーチと提携して実施。


 
ま: 「あ:」さん
   先日出張したときのレポートですが・・・
   デジカメで撮った写真を一緒に送信しておきますね

あ: 「送信しておきますね」って言うけど
   ちゃんと良い写真だけ選択して送ってよ
   全部同時に送ると・・・容量が大きすぎるんじゃないかな?

ま: ブロードバンドですから
   少々容量が大きくても大丈夫ですよ

あ: モバイル環境で報告を受ける事も考えておいてね
   
相手の通信環境を考えて
   ファイルの送信はしなくちゃ!
   ブロードバンド時代だからこそ考えなきゃいけない事なんだ

ま: 確かに一昔前では
   今送信しようとしているファイルって・・・
   ほとんど不可能に近かったんですよね

あ: 企業、あるいは個人のホームページでも
   フラッシュなどを利用した動的コンテンツと   
   容量の軽いテキストコンテンツ
   それぞれ入り口を設けているケースも増えてるよね
   ブロードバンドユーザーが増えているとはいえ
   ナローバンドのままネットを利用している人も   
   全くいなくなった訳ではないし、無視できないからね

ま: ユーザーの通信環境に応じて
   閲覧ページを選択して貰うのが
   今の環境では大事なことかもしれません。。。
   ただ、最近はバナー広告も
   かなり動的な要素も大きくなったりして
   最後まで広告コンテンツが現れない事もあるようですね

あ: 家ではダイヤルアップのナローバンドなんだけど・・・
   今は相当厳しくなってるね
   お気に入りのホームページを見るにしても
   かなり時間がかかるようになっちゃった。。。

ま: 早くBBにすればいいじゃないですか!
   今時、ISDNでもない。。。ダイヤルアップなんて・・・

あ: いいの! 時代の最先端を知ることも大事だけど
   最後尾を知ることも大事なの!

ま: 。。。。。。。 よくわかりませんね。。。

あ: 今日紹介する広告サービスでは
   
ユーザーの通信環境に合わせて
   容量の異なる広告を表示する
ものなんだって!
   ユーザーにしてみると助かるサービスだ!

ま: これで「あ:」さんも家でネットを見る場合
   無駄な電話代を支払わなくて済む・・・

あ: 広告に限らず
   ホームページ上のコンテンツ自体も
   ユーザーの環境に合わせた表示方法って重要な事だからね
   通信環境としては
   より大容量のコンテンツを閲覧するにも
   ストレスを感じなくなってきているけども
   通信の容量とともにコンテンツの容量自体も増えているからね

ま: はい、動画コンテンツも増えてますよね
   映画の予告編だったり。。。スポーツのワンシーンだったり・・・
   ライブの生中継も・・・

あ: 最近見かけるのが
   自分の通信環境に合わせて
   ストリーミングやダウンロードするファイルを選ぶスタイルから
   接続環境に応じて自動的に閲覧すべきコンテンツを表示させる・・・

ま: ユーザーにはあたかも
   見ているコンテンツが自然に表示されているのがいいですね!

あ: 利用している通信サービス・・・ADSL、光ファイバーなど
   それぞれの利用サービス毎、通信環境毎
   そして時間帯によって異なる混雑度など
   リアルタイムな通信環境にも適合できれば。。。
   まさにストレス無しの接続環境ができあがる!

ま: まぁ人それぞれかもしれませんけどね・・・
   時間が掛かっても大容量コンテンツを見たい!とか
   通信環境に関係なく
   容量は小さなモノで十分だとか・・・
   ユーザーの嗜好によって欲する閲覧スタイルが違うと思いますが・・・

あ: そうそう! それも大事な要素!
   IPアドレスのデータベースと連携することによって
   嗜好という要素も取り入れて
   コンテンツ毎に通信環境が自動選択されたり・・・
   ハードディスク内蔵のレコーダーでは
   そうした消費者の嗜好を「キーワード」を利用して
   リンケージさせて、録画番組を選択する手法もある・・・  
   同じようにネット上のコンテンツにもキーワードが設定され
   ユーザーの閲覧履歴や過去のコンテンツ利用状況と
   シンクロナイズする事で
   さらに利用者毎の嗜好を反映した
   最適な閲覧スタイルが確立されてくるかもしれない
   
お気に入りという能動的な「嗜好ファイル」の作成から
   受動的に嗜好を反映した
   最適ファイルと閲覧コンテンツの自動選択システム・・・

ま: インターネットを利用する上で
   通信環境の改善が
   まるでムーアの法則のごとく
   どんどん高速化していますけど
   なんでも大容量コンテンツを閲覧するわけでなく
   それこそ必要と感じるコンテンツについて
   より多くの情報量と高い質を自動的に得ることが出来る時代なんですね

あ: それも・・・ベースになるのが
   IPアドレスのDB!
   住基ネットと同じくらい価値の高いDBかもしれないね。。。
   配信する広告もワン・トゥー・ワンが可能となってくる・・・  
   通信環境への対応、そして個人の嗜好に合わせたコンテンツ閲覧方式へ・・・
   オンデマンドではない、ユーザーベースの嗜好対応が
   ネットならではのカタチで可能になってきそうだ・・・

ま: 閲覧するサイト、情報量が増え続ける中で
   ユーザーの求める情報を求めるスタイルで提供できる事が
   ネットを利用した情報発信で必要となってきそうですね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:56| 流通