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2004年11月12日

【流通】河合楽器、ファニチャーピアノのデザインを取り入れた電子ピアノを発売

――住環境の変化に体操した新たな販路拡大――

河合楽器製作所は、ファニチャータイプのピアノのデザインを取り入れた、新しいタイプの電子ピアノ"AF60"を11月25日に台数およびルート限定で発売する。
近年、アコースティックピアノの販売動向としては、黒一辺倒から木目を生かした生地モデルが人気となっている。これは、ピアノの置かれる環境が、かつての「お茶の間」から「リビング」へと変化したことに起因すると同社は分析。電子ピアノにおいてもこの傾向は見られ、木目調の外装の中でもインテリアに合わせた明るい色調のモデルが好評であるという。
今回発売する"AF60"は、アメリカンファニチャータイプのピアノデザインを取り入れた、アコースティックピアノの外観をした電子ピアノである。化粧材には天然木マホガニーを使用してアコースティックピアノの質感と高級感を保ったまま、電子ピアノならではのコンパクトさを実現した、デジタルピアノの新提案である。
ピアノ演奏は身体的な負担も小さく、音楽教室などにおけるレッスンも社会的普及率が高いため、今後、高齢化社会におけるエンターテイメントとしてその楽しさが再認識されてくると思われる。
電子ピアノは、自動演奏などの各種機能向上はもちろん多彩な外観デザインや、コンパクト化なども進む中、利用環境の変化に応じ新たなインテリアとしての価値も高まると思われ、今後の各製造メーカーの工夫を凝らした製品開発と、住宅環境の変化に対応した一般家庭への普及を目的とする新たな販路の構築も必要となってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:41| 流通