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2003年12月11日

【知識】日立製作所 Lプロジェクト始動

日立製作所はAV機器の物流改革に向け、海外営業部門、情報システム開発、設計、部材調達などの組織を横断した、部長代理級で実際に現業を知る人材を集めた「Lプロジェクト」を発足。DHLとの連携により世界規模のロジスティクス改革を実施する。
海外販売拠点における倉庫を使用せず、日本及び海外の生産拠点から直接顧客まで商品を96時間以内に直送する体制に変更、連結ベースで7割の総在庫削減を目的としている。
主要取扱商品は液晶プロジェクター、プラズマテレビ。
従来、各国の販売会社が個別に倉庫を持ち、製品在庫を保管することにより顧客への注文に対応していたが、(1)製造拠点から顧客への納入までのリードタイムが約70日間ありキャッシュフロー上問題があった、(2)海外各国拠点毎の在庫体制で、ある国の倉庫では足りない製品が別の国では余っているといった在庫の偏在が生じていたこと、(3)現地法人の固定費上昇、等から新たなロジスティクスの仕組みとして、中間在庫をなくすことによりリードタイムを72日から96時間に短縮し、キャッシュフローの向上を目指す。又、受発注システムの整備により、煩雑となっていた伝票発行などを効率化、営業担当者が本来の受注活動に専念できる体制を構築するという。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:11| 知識