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2004年07月26日

【知識】セコム、屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発

セコムは、このたび、工場や駐車場、港湾、空港など広大な敷地で効力を発揮できる、わが国では初めての本格的な屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発した。
今回の屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」は、セコムのロボットとしては第3弾となる。
近年、広大な工場や駐車場、港湾、空港などにおける、侵入や窃盗等の違法行為を防ぐために、最も効果的な防犯対策として監視ニーズが急速に高まっている。しかし、こうした場所では、常駐警備員のみでは数多くの人員が必要となること、一方、固定型の監視カメラでも相当な台数が必要となり、やはりコスト高になってくることが予想される。そこで、人間の代わりとして、このような広い敷地を特徴とする場所で、機敏で高速に行動することができ、侵入者を確実に監視するロボットが実用化できれば、効率的で高い防犯効果が期待できる。
今回のロボットは、「広いエリアを俊敏に行動することができる」という、開発コンセプトを、最も重要な基本要件として設定し開発されている。この「セコムロボットX」は、広い敷地内をあらかじめ設定されたルートで自動巡回し、さまざまな視点から画像監視を行い、緊急時には管制からの遠隔制御によって、不審者などを追跡し監視することも可能である。さらに、不審者に対して、光や音声、発煙装置によって威嚇を行うことも可能な“近未来型ロボット”である。
警備専用ロボットの性能が向上し、実務的な警備が可能になってくることにより、少数の管理者でも今まで以上の防犯を可能にすることができ、今までよりもコスト安な防犯体制も可能になってくる。生産工場における機械化、自動化などによる生産性向上は、ロボット技術の進化と共に、ロボットの活躍の場がより一層広がると考えられ、ロボットと人が共生する社会がより現実的になる中、社会全体として人間の社会を、大きな枠組みで捉えた中で、ロボットの存在意義を考える必要が出てきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:59| 知識