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2004年08月30日

【知識】日本旅行、外房線・内房線の特急新型車両貸切旅行プランを発売

日本旅行は、10月16日のJRダイヤ改正にあわせて、外房線・内房線に新たに導入される特急の新型車両を、デビュー前の10月1日から3日の3日間に渡って貸し切り、誰よりも早く新型車両での旅を楽しめるプラン「デビュー前に一番乗り!新型特急で南房総へ行こう!」を企画、8月27日(金)より発売を開始した。
今回貸切を行なう列車は、内房線特急「さざなみ」と外房線特急「わかしお」に、従来の183系に代わって10月16日より投入されるE257系の新型車両である。ドアの開閉を知らせるチャイムやトイレ内にベビーベットが設置されるなど、バリアフリーと環境(軽量化・省エネ)への配慮に大きな特徴をもった車両。
本来の運行区間は、東京駅(一部新宿駅)〜房総(内房線:館山・千倉、外房線:安房鴨川)だが、今回は距離を延長し八王子〜安房鴨川間を運行(2往復)する。到着駅の安房鴨川駅では、歓迎イベントも予定されている。
今回発売される旅行商品は、この新型車両の乗車と、鴨川温泉・勝浦温泉・安房小湊温泉地区の宿泊をセットにしたフリー型のプランになる。参加者には、新型車両への乗車記念として記念硬券参加証明書や新型特急E257系関連グッズをプレゼント、また、フリータイムを充実して過ごしてもらうための各種オプショナルプランを設定するなど、鉄道ファンだけでなくファミリーや女性グループにも楽しめる内容となっている。旅行代金は14,500円からとなっており、手軽に参加できる割安感も打ち出している。
商品の造成は、JR東日本の協力により実現した。旅行会社が、デビュー前の新型車両を貸し切り商品化を行うのは非常に珍しく、今回の取り組みは日本旅行としても初めてのものとなる。
このようなサービスを実現するためには鉄道会社のダイヤ調整や、諸交通機関との調整、また地域の観光協会や企業などに対してメリットのあるプロモーションを行うことが求められる。新型特急列車を観光資源のひとつとして様々な企業が連携を図ることで、それぞれの目的を達成し合う必要があり、ロジスティクスの要素が必要と言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:11| 知識