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2004年09月10日

【知識】NTT Comと富士ゼロックス、ネット上に保存したファイルや写真をコンビニでプリントできるサービスを提供

NTT Comと富士ゼロックスは、ネット上に保存したファイルや写真を全国のセブン−イレブン店頭に設置されたマルチコピー機(セブン−イレブン全店舗に設置してあり、さまざまなサービスを受けることができる富士ゼロックス提供のコピー機。カラーコピー、FAX、チケット購入、資格・検定の申し込みなどのサービスを取り扱っている。)から、必要な時にいつでもプリントできるサービスを、9月13日から開始する。
このサービスは、個人向けストレージサービスを含むCoDenサービス「cocoa(ココア)」(インターネット上のデータ保存スペース。ファイル・画像(jpg)・スケジュールなどの保存・管理ができる。)および企業向けオンラインストレージサービス「ShareStage(シェアステージ)ASPサービス」(インターネット上のデータ保存スペースを提供するサービス。契約企業が発行したIDにのみ共有を限定するほか、利用履歴が確認できるなど企業向けに利便性の高いASPサービスとして提供。メールで送ることができない大容量ファイルを複数拠点や取引先と安全に共有、あるいは外出先からデータにアクセスし業務の効率化を図ることも可能。)といったNTT Comが提供するストレージサービスと、富士ゼロックスとセブン−イレブン・ジャパンが提供する「ネットプリント」サービス(富士ゼロックスとセブン−イレブン・ジャパンが共同で運営している、インターネットを介して利用するネットワークプリントサービス。出力したい電子ファイルや文書などを、パソコンからあらかじめネットプリントセンターというデータの預かり所である専用サイトに登録しておくことで、いつでも必要な時に全国のセブン−イレブンに設置された富士ゼロックス製「マルチコピー機」からプリントし、取り出すことができる。)との連携により実現した。
利用シーンとしては、ビジネスマンが訪問先で急に資料が必要になった際に、コンビニプリントで迅速に対応可能であり、外出先で修正した資料が、会社や自宅に戻らなくてもコンビニでのプリントで即提出することが可能。
全国の複数拠点で一律サービスの提供を実現するためにハード・ソフト両面から利用者の利便性などに配慮したシステムプラットフォームが必要となってくる。
今回のサービス実現には、WEB上でのデータの共有化やセキュリティ対策など、システム面、業務フロー、サービス体系などにおいて3社間での相互協力によって様々な障壁をクリアしたと思われ、一つのサービスを完成するための複合企業におけるロジスティクスなくしては実現不可能であったと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:38| 知識