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2004年10月13日

【知識】住友ゴム、ダンロップとファルケンの市販用タイヤ部門を統合

SRIグループの住友ゴム工業は、市販用タイヤの販売子会社であるダンロップタイヤとファルケンタイヤを、顧客サービスの向上と収益力・販売力の強化を目的とし、2005年1月1日付けで統合する。新会社の社名は「ダンロップファルケンタイヤ(株)」とし、売上高は2004年ベースで約1,600億円。 
新会社の傘下に、ダンロップ系で16社、ファルケン系で11社の投資販売代理店があり、これらは、2005年末までに統合・再編を進める。
ダンロップタイヤとファルケンタイヤは、2003年7月1日の住友ゴムとオーツタイヤとの合併時に分社され、それぞれダンロップブランドとファルケンブランドの市販用タイヤを販売してきた。合併後は、新会社がダンロップ・ファルケンの両ブランドを販売する。
また、現在の389カ所ある投資代理店の営業所については、その2/3程度を小売ショップ化、残りの1/3を配送拠点として活用、廃止も含めた策を検討中物流面では、既にメーカー物流について統合してきたが、代理店からユーザーへの物流体制はダンロップ、ファルケン2本建てだった。今般の両者統合を機会に、これを一本化する。
従来の営業所からの配送を中心とした体制では、現状のメーカー流通センターに加え、全国各地に増設する配送拠点を中心とした体制と、増設するショップからの土日のサービスも視野に入れた体制に切り替え、ユーザーへの配送を充実させるという。
企業統合により、互いのブランド資産を有効に活用した販売網の再構築は必要不可欠となってくる。物流網の再構築などバックオフィスの統合による統合メリットを追求していくこととなってくるが、異なるブランドの生産、販売網を越えた再編が可能とするために、ロジスティクス機能が求められてくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:31| 知識