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2004年11月02日

【知識】NICT、低コストでナノワイヤを自在に配置する技術開発に成功

独立行政法人情報通信研究機構(以下NICT)は、溶液中でナノワイヤを作成し、配置する技術開発に成功した。作成時に高度な装置を必要としないため、低コストで環境にやさしいナノデバイス技術として発展が期待さる。 
現在のコンピュータは小型化、高速化するために、コンピュータ内部の半導体の微小化が求められている。しかしながら、現在の半導体技術では微小化に限界があり、新しい技術を用いる必要があった。今回、新しい技術として分子を利用したナノデバイス技術に注目。原子や分子の特徴を利用し、自ら集合させる「自己組織化」という手法が考案された。
NICTでは、低コスト・省エネルギーで高性能なナノデバイスを作成する方法を開発するために、溶液中でのナノデバイス作成技術の研究を進めてきた。小型化、高速化を実現するための新しい技術を用いる手法の開発には、技術的制約や新たな課題が山積されていたと考えられる。これらの課題をクリアするため、目標達成へ向け様々な側面からロジスティクス的に様々なアイデアが集積されたと考えられる。

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投稿者:gotsuat 13:54| 知識