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2004年12月27日

【知識】松下電工、事業構造改革を実施

松下電工は、事業環境が激しく変化する中で、機動的かつ柔軟に対応できる組織構造に転換するため、新たに次の事業構造改革を実施。この改革を通じて、当該事業分野における事業強化と効率的な事業展開を図り、更なる成長実現を目指す。

  主な実施内容として
(1) 電子基材事業(積層板・プレマルチ等)の別会社化
電子材料本部電子基材事業部の国内工場である郡山工場および郡山西工場を再編し、積層板事業の製造およびプレマルチ事業の製造・販売を行う新会社を設立。
(2) 化学材料事業(封止材・成形材料等)の別会社化
電子材料本部化学材料事業部の国内工場である四日市工場および南四日市工場を再編し、封止材事業および成形材料事業の製造を行う新会社を設立。
(3) 電路盤システム事業(電設盤・住宅分電盤およびブレーカ等)の別会社化
本年11月29日発表の松下電器とのコラボ再編で設立予定のキュービクル・電設盤事業の新会社に、情報機器事業本部電路・盤システム事業部が瀬戸工場で行うその他事業(住宅分電盤、ブレーカおよびタイムスイッチなどのデバイス事業)の製造・開発機能を移管し、事業を強化。
(4)  バス事業(システムバス、ユニットバス等)の別会社化
住建事業本部のバス事業を再構築するため、システムバスおよびユニットバス等の製造・開発機能を別会社化する。この改革に伴い、本年9月28日に発表した松下電器とのコラボ再編で移管予定の松下設備システムのバス事業についても当該新会社に移管する。

別会社化、分社化による事業展開は、特定分野へのリソースの集中投入が可能になるだけでなく、既存工場や情報システム、人員配置など、大規模な再編が必要となる。グループを形成する大企業において、目標設定と達成へ向けた既存リソースの大規模な再編はロジスティクス活動そのものと言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:11| 知識