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2005年03月22日

【知識】NTTデータ、RFIDタグを利用した実証実験を開始

NTTデータは北京市で、China Netcom Co.,Ltd(以下CNC)およびBeijing Sparkice Electronic Commerce Co., Ltd.,(以下Sparkice)と3社共同で商品物流過程におけるRFIDタグの有効性検証のための実証実験を開始する。
NTTデータは今回の実験を「IDキャリアサービス」の取り組みの一環として位置づけ、複数のプレイヤ間で情報共有が必要な業務(サービス)を、RFIDタグを利用した共同利用型サービスとして構築・提供するためのノウハウの獲得や中国市場でのRFIDビジネスのニーズや有効性を検証する予定。
近年急激な経済成長を遂げている中国は、食品、衣料、工業製品などの大量生産国となっており、製造業者から卸業者や輸送業者、倉庫業者などを経て、小売店に流通して行く過程で、入出荷作業や検品作業などが発生している。それぞれの作業を正確かつ効率的に進め、物の流れを効果的に管理するためのキーデバイスとしてRFIDが注目を集めている。そこで今回NTTデータはCNCとSparkiceと共同で、中国の物流過程における作業の正確化および効率性の向上という観点で、RFIDタグの有効性を検証するため、実証実験を実施することとなった。
製造機能が集約しつつある中国において、製造から販売に至るまでの作業及び付帯する情報の連携をスムーズに行うため、RFIDタグの導入による効果が期待される。実験結果と導入コストの低減により、今後新たに中国を含めたSCM構築にあたり、RFIDタグ導入が標準となってくる可能性もあり、グローバルなロジスティクスを構築する上で、重要な要素となってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:12| 知識