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2005年01月17日

【流通】久星食品、長野県・安曇野での直営小売り展開で事業概要など発表

――地方の老舗、流通網構築で全国ブランドへ――

久星食品は、安曇野地域(長野県豊科町)において、独自新ブランドによる小売り事業を展開する。
この事業は、60年三代にわたり引き継がれる"老舗かりんとうメーカー"としての製造ノウハウを活かし、これまでOEM中心であった商品群に加えて、独自かりんとうブランドの新規構築とともに自社直営による小売り事業を展開するもの。
この小売り店舗は、長野県豊科町に江戸時代から続く約2000坪の敷地を持つ元酒造を「安曇野文化工房」というコンセプトに基づき3期に分けて段階的に再生、整備する。開発の総称は『蔵久』とし、第1期計画では、母屋および附随する和庭園を「売店」と「和座敷」、隣接する中庭を「カフェ」として整備する。施設は、安曇野に残る歴史ある古民家のイメージを損なわずに、モダンな内装デザインを織りまぜながら、伝統菓子であるかりんとうの新しいイメージづくりを感じられるものとする。また、運営面では、和庭園を望む母屋お座敷でのお茶とかりんとう、お蕎麦や簡単なお食事の提供、敷地内中庭のオープンカフェでの揚げ立てかりんとうの実演販売やカジュアルフード、ドリンク等の提供とともに、信州の文化を紹介する催事などを折りまぜながら四季折々のくつろぎと楽しみを提案する。
日本では「老舗」に対する価値観が非常に高い文化を持つことから、 こうした老舗製造者が、流通網の構築により、大きな成長を遂げる可能性があると考えられる。ECをはじめ地方の有名老舗店による流通網拡大により、全国的な知名度を持つブランドとしての展開も期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:39| 流通