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2005年01月17日

【知識】全日空商事、バナナ専用の輸送コンテナを開発

全日空商事は、バナナ専用の独自の輸送コンテナを開発、フィリピン産自社ブランドバナナ「frescana」(フレスカーナ)の出荷・配送用コンテナとして本格的に導入する。
同製品は省資源、コスト削減、品質管理を目的に、岐阜プラスチック工業の協力のもと、研究・開発に取り組んできた。現在13万5,000個を量産中。繰り返し利用可能な循環型の折り畳み式で、3月から産地パック商品を中心に、段ボール箱からの切り替えを進める。
オリジナルコンテナは、600mm×400mm×高さ208mm(折り畳み時は51mm)で、ISO規格の大陸間輸送用平パレット(1,200mm×1,000mm)に対応、1段に5コンテナが積載可能なサイズとしている。重さは約1.9Kg、最大容量約16Kgで、バナナ用に特化したものとし、コンテナ内の商品状態が確認できる全側面4カ所への小窓配置をはじめ、バナナのキズや傷みを防止するコンテナ内側全面の曲面化、簡単に組み立てや折り畳みができるワンタッチロックバーの採用、段積み時のゆがみや倒れを防止する安全スライド機能などが大きな特長。
生産地での箱詰めから売場配送まで一貫して使用することで、バナナの輸出入に関わる物流面でのハンドリングにおける作業の軽減、環境面への配慮、商品ロスの軽減など、様々な効果が期待される。この製品の開発については、生産地から消費地に至るバナナの輸送に関わる様々な問題解決を実現する商品であり、各セクションでの問題点の集約と改善へ向けた仕様の決定等、組織を縦断したノウハウを結集した商品誕生は、ロジスティクス的な取組によるものだと考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:49| 知識