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2005年01月31日

【流通】エプソン販売など3社、小売業向け販売促進用「レシピカードプリンティングサービス」事業を開始

――売り場が情報源に――

エルネットエプソン販売は、JNTシステムとの3社共同で、スーパーマーケットや百貨店、生協など生鮮食品を取り扱う小売業向けの『レシピカードプリンティングサービス』事業を平成17年2月1日から開始する。このサービスは、約3,000のレシピをASPにより提供する大規模なレシピプリントサービス。
食品売場では、「客層・売上規模・天気などは各店舗ごとに異なるのに、画一的な販売促進しかできていない」、「お薦め食材などに合わせてレシピ提案はしたいが忙しいため対応できない」などの課題があり各店舗の事情に合わせた簡易で便利な販売支援ツールが望まれていた。
そこで、エルネットが運営するインターネットの人気レシピサイト
「ボブとアンジー」の豊富なレシピと、エプソン販売が独自で流通店舗向け専用サイトとして運用するデジタル・プロモーション・ポータル(以降DPP)のそれぞれのノウハウを活かすとともに、POPシステム開発技術のあるJNTシステムと連携することで、小売店独自のレシピカードを簡単に作成できる新サービスを実現した。
このサービスは、スーパーマーケット等の店舗で従業員が食材をキーワードにレシピを検索し、来店客に配布するレシピカードとして簡単に作成することを可能としたもの。ASPの活用により、システム利用者はインターネット接続可能なパソコンとプリンターがあればすぐに利用でき、煩わしい導入作業や初期投資が省ける。食品メーカーの小売業向け販促支援ツールとしての利用も可能。
チラシやTVCM、あるいはインターネットなど、小売店に関する情報源は多岐に渡るが、食材の販売に関する提案要素としてのレシピ紹介など、購買のきっかけにもつながる情報源を、店頭から発信できる仕組みにより、実際の商品が並ぶ売り場が最大の情報源ともなり得る。リアル店舗の強みを活かした情報発信により、販売促進につながると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:01| 流通