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2005年05月02日

【流通】ハイアール、一人暮らしに最適なコンパクトサイズの全自動洗濯機を発売

――ターゲットを特定した日本でのブランド構築戦略――

総合家電メーカー 海爾集団公司(ハイアール:本社/中華人民共和国 山東省青島市)は、一人暮らしに最適なコンパクトサイズの『3.3kg全自動洗濯機』を、5月1日より大手家電販売店・ホームセンターなどにて新発売する。
パーソナルランドリーは、「無駄を徹底的に排除した、合理的な一人暮し用洗濯機」をコンセプトに開発したコンパクトサイズの全自動洗濯機。その使いやすさや、コンパクトさ、リーズナブルな価格が支持され、1996年10月中国で発売以来、欧米、アメリカを含めてすでに世界で300万台以上を出荷したヒットシリーズである。今回は現在も発売している2.3kg全自動洗濯機を購入したユーザーからの意見をもとに、容量を3.3kgにアップ、「カラッと脱水」機能を搭載する他、デザイン面でも一人暮らしをする女性をメインターゲットとしたモデルとなっている。
日本では一人暮しの女性が現在保有している洗濯機の容量は4〜6kgであるが、同社の調査により、容量をフルに活用していないということが明らかになってきた。一人暮しの毎日の洗濯に必要な大きさを考え抜いて全ての無駄を省いて設計した結果、洗濯容量を3.3kg(Tシャツ約17枚)と一人暮しに最適なサイズとし、ユーザーからの要望の高かった「カラッと脱水」機能を搭載し、室内干しなどの乾燥時間を短縮することができるので夜干して朝乾くなど便利に使えるようになった。
海外メーカー商品を国内家電量販店でも目にするようになってきたが、今回の商品は流行に敏感な世代をターゲットとしていることから、同社の本格的な日本国内におけるブランド戦略が伺える。今後、中国の他、価格的な優位性だけでなく、デザインや機能面で日本市場を研究した商品開発と、ブランド戦略により、日本国内に置いてもアジア各国のメーカーブランドが浸透してくることが考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:36| 流通