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2005年12月28日

【流通】カネボウ、中国ドラッグストア流通に参入

――市場ニーズへの対応と流通チャネル――

カネボウは、「健康志向」「敏感肌対応」「肌悩みに対応」といった消費者ニーズに対応するため、従来から中国で展開している百貨店流通に加え、ドラッグストア流通に新規参入する。第一弾として専用ブランド「フリープラス」を導入、12月27日上海での1号店オープンを皮切りに、華東地区・華北地区・華南地区を中心とする全国のドラッグストアに今後順次拡大。3年後に取扱店350店、店頭売上45億円を目指す。
また同社は、輸出入権及び卸売販売権を持つ100%出資子会社「佳麗宝化粧品(中国)有限公司」を設立した。今後、「佳麗宝化粧品(中国)有限公司」を通じて、中国のドラッグストア流通におけるビジネスを確立させるとともに、中国・百貨店向け輸入品並びに中国国内生産ブランド「AQUA」の販売も同社に一元集約する。
中国の化粧品市場規模は急成長を遂げているが、その7割が百貨店流通によるもの。しかし健康イメージや肌に関する悩みなどが高まることも考えられることから、新たな流通チャネルとして、ドラッグストアへの参入による拡販及びブランドの浸透が期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:14| 流通