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2006年06月19日

【知識】日立、FHPの開発設計部門などを統合

日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは、富士通日立プラズマディスプレイ(以下FHP)の開発設計、調達および管理部門を今年10月に統合する。この統合により、パネルからテレビ最終製品までプラズマテレビ事業としての垂直統合効果を高め、さらに市場競争力のある経営体制をめざす。 
デジタル放送の普及に伴い、大画面テレビへのニーズがますます高まりつつあるなか、プラズマテレビの需要は急速に拡大しており、2008年には年間1,300万台にまで達すると見られている(同社推定)。
このような旺盛な需要に対応し、プラズマテレビ事業の強化を図るために、日立は2005年4月に富士通からFHPの株式を取得、同社を連結子会社として経営戦略の一元化を進めることとした。2006年4月には、川崎市高津区の開発拠点を横浜市戸塚区に移転、薄型テレビ開発部門との同床化を図り、パネルからテレビ最終製品まで、事業プロセスにおける垂直統合効果を発揮する体制づくりに務めてきた。
さらに、今回、垂直統合効果を一層高めるために、組織体制の一元化を図り、開発設計部門等を日立に統合する。また、FHPは製造会社として、コスト・品質等に関するマネジメントの徹底を図っていく。日立およびFHPは、今回の組織体制強化により、プラズマテレビ事業の垂直統合による経営効率の飛躍的な向上を目指し、世界的な薄型テレビ市場における競争優位を獲得、業界におけるトップポジションを確保していく。
日立による主導的な事業戦略の元、スピーディーな事業展開や品質向上など、様々な視点から競争優位性を確立するため、ロジスティクス的な視点に基づき日立とFHPにおける機能分担の変更が行われている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:18| 知識