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2006年06月19日

【流通】ビックカメラとソフマップ、新たな共同企画サービスを提供

――複合サービス求められる家電量販店――

ビックカメラ、及びソフマップは、平成18年1月5日に発表した資本業務提携を踏まえ、両社共同企画サービス「らくらくデジタルサポート100」の提供を、平成18年6月16日より開始した。
両社はこれまで、ビックカメラ店舗におけるソフマップ買取センターの設置や、提携記念セールの実施等、両社の特長・強みを生かした営業展開を進めてきた。また、薄型テレビ、DVDレコーダー等のデジタル家電の機能強化に伴う製品の複雑化や、テレビパソコンの大型化、高機能化によるユーザー層の拡大、利用シーンの変化等、これまでとは違ったニーズの増加から、両社においても環境の変化に対応すべく、新たなサービスの導入について、検討を進めてきた。
今回提供する「らくらくデジタルサポート100」は、ビックカメラ、及びソフマップにおいて、サービスメニュー、価格の統一を図ると共に、あらゆるニーズに応える為、お得なコースメニュー19種類とオプションメニュー81種類の合計100種類の「業界最多のメニュー数」を用意した。
特に、薄型テレビ、DVDレコーダー等のデジタル家電や、テレビパソコンのニーズである、開梱、設置、初期設定に応えたパック商品「らくらく配送(スタンダード・デラックス・スーパーデラックス)」や、パソコンを売りたいユーザーに向けた、「らくらく買取(自己発送コース・引取コース・在宅コース)」等、ビックカメラ及びソフマップの強みを生かしたパックメニューを低価格で、かつ誰もが分かり易い内容で設定し、サービスを提供する。これは、両社の関係強化のみならず、ビックカメラにおける年間約64万件(平成17年度)の家電設置配送の実績と、ソフマップにおける年間約68万件(平成17年度)の買取実績から、これらのサービスが実現したものである。
家電製品の中でも、特にPCなどIT関連製品においては訪問サービスやコールセンターサービスなどを活用したバックアップ、トラブルシューティングを目的としたサービスのニーズが高まっているため、家電量販店も販売後のアフターサービスから派生し、ユーザーの様々な利用ニーズを吸収しながらPC利用全般のバックアップを賄う複合サービス業態へと進化しうる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:32| 流通