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2006年07月12日

【知識】加賀電子、主要事業部門を子会社に移管

加賀電子は、パソコン及び周辺機器などを国内家電量販店や専門店に販売を行うITM事業本部(旧情報機器事業本部)の主要部門を、子会社のカメラ・映像関連専門商社の樫村と今年10月1日付で移管統合し、加賀電子グループのITM事業部門の中核事業として活動することを決議した。
加賀電子のITM事業本部は、主にパソコン及びその周辺機器、デジタルカメラ、プリンター、メモリーカード、DVDなど国内外の常に新しい商材を、加賀電子の主要取引先である国内大手家電量販店や専門店などに「効率第一」に提供してきた。
また、樫村は、1947年の創業以来、カメラ用フィルム、印画紙、現像液、デジタルカメラやフォトアクセサリーなどをカメラ専門店、量販店、DPEショップ、スーパーマーケット、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストア、ディスカウントストアといった広範な販売網にきめ細かい販売を行っている。2005年8月には、加賀電子の資本参加を受け、加賀電子グループに入った。また2006年7月からはコダックの国内総販売代理店となり、コダック製品の拡販にも注力している。
両社の統合は、経営の迅速化や効率化の促進を目的とし、販路の拡大、商材、人材の有効活用といったシナジー効果を見込み、スケールメリットを生かした加賀電子グループITM事業部門の中核企業として機能させる狙いがある。シナジーを生むための組織体制構築や両社商品の販路設計など、ロジスティクス構築力が問われてきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:15| 知識